にじゅういちわ ページ22
結局ハムスターさんは私の後ろに隠れ、手を出せなくなった先生はちぇっと舌打ち
「助かったわ、ありがとうな」
「いや私何もしてないですけどね」
助かったと言いつつも私の後ろにまだ隠れようとするハムスターさん、もう後ろありませんて…
「ていうか足挫くとかどうしたん?階段でコケたん?」
ハムスターさんが首を傾げ聞いてくる。
「遅刻しそうになって廊下全力で走ったら見事にコケてグキッと」
「あんさんどんくさいねんなぁ」
くふくふと笑うハムスターさん、頭のハムスターも短い手を口元に持っていき笑っている。可愛い。
「そういう貴方はなんで保健室に?」
「俺?俺はね〜秘密」
「階段から落ちて鼻血出まくったんよ」
「え」
「ペ神〜!!!!」
たしかによく見ると雑面の端に血がついている。
プンスカと怒るハムスターさん
「階段から落ちたって自分のことだったんですね!」
「追い打ちかけるなぁ!!」
ハムスターもこっちを見て怒る。丸い頬袋が空気を含んで膨らんでいる。
「いや俺かて別に好きでコケたわけちゃうからな!生徒会室でちょっと集まっとったら時間ヤバなって!躓いた大先生に突き落とされたんやから!!」
俺は被害者!!と主張するハムスターさん
…生徒会か〜…ああ…嫌な予感しかしない…
「…なんでこんな朝早くから集まりが?」
「なんでも生徒会役員を狙って無理やりそういう行為に持ち込んでる悪女が一年におるらしくてな…あんさんも気つけや?」
腕を組んでウンウンと頷くハムスターさん
多分これ私のことだよなぁ…。すっごい逃げたい。
「あはは…気を付けます…。」
あかん、チビリそう。
なんやかんやありながらもバレずにチャイムがなった。
よしこれで教室に帰れる。
そう思ったのも束の間
保健室の戸を開けようと手をかけた瞬間勢いよく戸が開いた。
「ロボロー見舞いに来たったでー!」
なんでおるん…。
「あえ、A…?」
シャオロンさん…!!!!
私を見た途端頬が色づくシャオロンさん、やめて…!!可愛いけどやめて…!!!!ポメちゃんそんな私の周り駆け回らないで…!!!後ろからのハムスターさんの視線が痛い…!!!
「Aもおったんや…!な、なぁ、俺スポーツテストで一位やってんで!褒めて…?」
撫でられる準備オッケーと言わんばかりに私の目の前にしゃがむ彼とお座りをするポメラニアン
「…凄いね、一位なんて…とっても凄い」
撫でるとまた嬉しそうに笑った。
私はハムスターさんの視線に震えた。
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まる(プロフ) - パスワード解放されてらっしゃる…！久々に見に来たら続編間近！！！嬉しすぎます！！パス、実はボードを見て以前試しましたが普通に開かず()なのでまた見られて嬉しいです！！更新楽しみにしています！！！ (2023年5月6日 13時) (
レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
夜露姫(プロフ) - あああ好きですううううう……もう何もかもが好きです…更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2023年5月4日 23時) (レス) @page47 id: c00d592dea (このIDを非表示/違反報告)
ここなつぁ。 - 本当にもう好きです！天才かよ。動物も可愛いしd!の皆さんの反応もかわいくて本当にもう…。応援してます。頑張ってください！ (2023年5月4日 11時) (レス) @page45 id: e540fc95b9 (このIDを非表示/違反報告)
春嵐 - この作品すごい好きです!!毎日更新を楽しみにしてます!!応援しています!! (2022年12月18日 18時) (レス) id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
ビニール袋 - ぎゃあああああああああぎゃんかわああああああああああああ (2022年12月1日 18時) (レス) @page44 id: dc34629a9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生夏 x他1人 | 作成日時：2021年5月31日 23時
