ダイスキ_198* ページ16
貴女side
彼の隣に腰掛けた瞬間、彼の体重でベッドに倒れる。
それでも彼は離そうとせず、ゆっくりじっくり、手足を私の身体に這うように絡める。
いつもに増して熱の篭った彼の瞳には私しか映っておらず、その優越感がたまらなく快感だった。
彼｢Aももっと僕を求めてよ。僕ばっかりは嫌だ。｣
奏斗がこんなこと言うのは珍しい。
それにこんなに熱の帯びた顔で、瞳で、そんな事を言われたらたまったものではない。
貴｢うん。分かってるごめんね。奏斗の顔にうっとりしてたの。｣
愛おしいものを瞳に映す眼差しで私も彼を見つめる。
貴｢ん……。｣
そのまま私から触れるだけのキスを落とす。
彼｢ありがとう、可愛いね。幸せなキスだった。｣
彼も満足そうに喜んでいる。
彼｢……後で汗を流せばいいよね？｣
そう言うと彼の顔つきは、獲物を逃がさないという男性のものへと変わった。
貴｢あっ……。｣
・
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時計は夜の9時を指している。
夕食とお風呂を済ませ、自室にて奏斗と夏休みまでの提出物を終わらせていた。
貴｢これから夏休みなのにどうして夏休み前の課題がこんなに多いの！｣
彼｢確かに多かったね。お疲れ様。最後まで終わらせてAは偉いね。｣
ぶーたれる自分とは正反対に、私よりも半刻早く終わらせた彼は余裕の表情で私の頭を撫でている。
貴｢奏斗は本当に要領がいいのね。同じ課題なのにこんなに差がついちゃうなんて。｣
彼｢そんなことないよ。Aだって十分早かったよ？｣
貴｢奏斗に言われてもなー。｣
たわいもない会話をしながら明日、終業式の支度も終わらせる。
貴｢そういえば夏休み、何かしないの？せっかく奏斗と過ごせるんだから充実させたいなあ。｣
彼｢そうだね。僕も色々考えてたんだけど、Aは何がしたい？｣
貴｢うーん、定番だけどやっぱり夏祭りに行って一緒に花火見たりとか、プールとか、かな？｣
夏休みかー。とは言ったもののパッと思い浮かんだのはそれくらいだった。
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リハビリ兼ねて落書き(198話に関係はない)
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ねん(プロフ) - にあさん» にあさんこんばんは！遅くなってごめんなさい！凄く嬉しい感想をありがとうございます！全然更新が出来ていないにも関わらず、読んでくださり、感想も下さり、胸がいっぱいです。少しでも日々の楽しみとなれば幸いです！ (2021年10月3日 22時) (
レス) id: cdf6dd977a (このIDを非表示/違反報告)
にあ - 更新停止から1年程経ってからですが最初から読ませていただきました！颯翔くん、色んな意味ですごくいいキャラで、推しです！最後の方は共依存という要素もありながら、すごく面白い展開になっててまた読み返そうと思いました！もう更新されなかったとしても大好きです! (2021年8月8日 5時) (レス) id: fbbed7e67d (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 歩実さん» こんばんは！初めまして！コメントありがとうございます！ヤン彼女もいいですねッ！！3からだったらかなり前から...！嬉しいですー！更新遅いですがこれからもよろしくお願いします〜！！ (2019年12月8日 1時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
歩実(プロフ) - ヤン彼をヤン彼女(カノ)と呼ぶ私氏です。この作品3の更新途中の頃に見つけてから全部読んでます！大好きな作品なので頑張ってください！ (2019年12月7日 21時) (レス) id: 0f9c3939b1 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» いつも気にかけて下さってありがとうございます(;_;)いちばん元気をもらっています！私もびっくりです(笑)もはやわざわざヤン彼5まで評価押しに来た事が凄いですよねw心折れない限り頑張る所存です...！ (2019年12月7日 2時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねん | 作成日時：2019年12月4日 0時
