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ダイスキ_170* ページ33

彼side


本当に、僕はAと出会えてよかったな。



過去を.......話してよかったな。



背中から感じるリズムは、僕をとても安心させた。



大丈夫、私がついてる。とでも言うように.......。



...









目覚まし時計の音と共に脳がゆっくりと覚醒する。



同時にAも起きた。



煩い音を消して、暫くベッドで寝転びながらAの頭を撫でたり、髪を触ったりする。



貴「おはよう奏斗。」



まだ眠そうなAが小さな声で言った。



彼「おはよう。昨日はAのお陰でぐっすり寝られたよ。ありがとう。」



髪を触る手は止めず、優しい笑顔で告げる。



本当はあれから1時間ほど、颯翔に対する作戦を考えていたから僕よりもAの方が早く眠った。だから心地よい背中のトントンもAが夢の世界に入ったと同時に終わってしまったが、それは言う必要は無い。



貴「私、髪とか頭とか、自分じゃない人に触ってもらうの好きなんだ。なんかくすぐったいけど、それが気持ちよくて。」



彼「じゃあいつも朝はこうするよ。でも、僕以外の人に触らせたらダメ、だからね。」



分かりきっていることを敢えて言う。でも、意地悪っぽく笑いながら。



貴「分かってるよ〜。」



顔をふくらませて拗ねるAがまた可愛い。



そろそろ起きよう。






貴「昨日考えは浮かんだの?」



Aの用意してくれた朝食を2人で食べながら、Aが問う。



彼「うん、大丈夫。必ず成功するよ。場所は放課後の校舎で。だけどAの協力とサポートが不可欠だから任せるね。」



貴「もちろん!私に出来ることは何でもする!」



ここでAに伝えることがひとつある。



僕が気づいた颯翔の綻び。



彼「じゃあ、Aにやってもらうことを伝えるね。.......その前にまず、言っておくことがあるんだけど。」



なんだろうとAの顔も真剣になる。



彼「颯翔はAの友達の遥香ちゃんに恋をしている。これは間違いない。」



貴「えっ!?」



そしてAは数秒考えて、



貴「言われてみれば確かに。奏斗の話じゃ颯翔くんは深く関わる人間を作らないんだよね。でも昨日の朝確かに颯翔くんから遥香を誘って教室に帰っていった。.......もしかして、偶然通ったからじゃなくて、遥香がいたからあそこに来たんだ。私がいるって知った時少しだけ動揺してた。多分奏斗が近くにいると思ったんだ!」



彼「いい推理だ、その通り。」

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設定タグ:オリジナル , ヤンデレ , 相思相愛   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい!頑張ります!!イラスト本当に本当にありがとうございました!!感謝です!! (2019年11月28日 15時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー!!遅くなってごめんなさい!テスト…そんな時期ですか!!頑張ってください!イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました! (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー!可愛すぎた!!テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの!イラスト最高過ぎです!!ありがとうございます! (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました!!拙いものですが読んで頂けて嬉しいです!いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです! (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ!!最&高です!ありがとうございます!ありがとうございます!!!奏斗君大好きだぁあああ! (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねん | 作成日時:2017年12月8日 14時

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