ダイスキ_162* ページ25
彼side
彼｢A、話してくれてありがとう。結論から言うと、9割は嘘。作り話だ。｣
話の途中からまさかとは思ったが、ここまで嘘でたらめで埋め尽くされた話だったとは。
それにこの話で行くと、僕には何人も好きな人がいたみたいじゃないか。
僕が愛する人は後にも先にもAだけだというのに。
よくも僕たちの関係に亀裂が入るようなことをしてくれたな…。
許さない。
貴｢えっ……、そんな！？ほとんど全部嘘だったの？｣
彼女の表情から、信じられないという気持ちが伝わってくる。
彼｢そう。あいつはそういう奴なんだ。覚えておいてね。｣
眉をハの字にしたAが頷いた。
彼｢まず、唯一嘘とは言えないのが、僕と颯翔が小さいころから関りがあるということ。でも奴の話みたいに、一緒に遊んだりとかそういうことじゃない。｣
ここからの話は僕の家の事情が関わってくる。
いつか話すつもりでいたが、今このタイミング、大丈夫だろうか。
本当はもう少し時間が経ってから話すつもりだった。
まだ少し不安だったからだ。
僕の本当の過去を知って、Aが幻滅してしまわないか。
でもAに嘘はつけない。つきたくない。
貴｢奏斗？｣
話が途切れたから、不思議そうにAが僕の名前を呼んだ。
彼｢僕の本当の過去、Aに出会うまでのこと、これから話すけれど、Aは僕のこと嫌いになったり冷めたりなんか……しないよね？約束してくれる？｣
貴｢なんでそんなこと言うの？嫌いになったりなんかしないよ絶対。さっきのことならもう何も思ってない。もう何も疑ったりしてないし、しないよ。私はずっと奏斗が大好きだから安心して。｣
その言葉に救われた。やっぱりAしかいない。僕にはAがいないと駄目だ。
だから僕も、ついた嘘を撤回しなければ。
彼｢Aありがとう。僕もずっと大好きだよ。……そうだね、そう、僕は生まれるはずじゃなかった人間なんだ。生まれてきてはいけなかった……。｣
決意が固まった僕はゆっくり話していった。自分のことを。
彼｢僕の母親は才色兼備という言葉が本当に似合う女性でね、実家もその土地じゃ有名な名家で、長女としてそれは大切に育てられた人なんだ。だけど大学を卒業してすぐ、父と惹かれあった。そこから母の人生は真逆の一途を辿ることになる。僕の父親は研究者だった。｣
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい！頑張ります！！イラスト本当に本当にありがとうございました！！感謝です！！ (2019年11月28日 15時) (
レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー！！遅くなってごめんなさい！テスト…そんな時期ですか！！頑張ってください！イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました！ (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー！可愛すぎた！！テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの！イラスト最高過ぎです！！ありがとうございます！ (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました！！拙いものですが読んで頂けて嬉しいです！いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ！！最＆高です！ありがとうございます！ありがとうございます！！！奏斗君大好きだぁあああ！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねん | 作成日時：2017年12月8日 14時
