ダイスキ_161* ページ24
貴女side
ひどい後悔をしてしまった。
本当に胸に穴が空いたように痛い。
抱きしめた彼をゆっくりと離す。
今私がしなければいけないことは、颯翔くんから聞いた話を思い出すこと。
貴｢颯翔くんが言っていたこと……まずは全部話すから、一通り聞いてね。｣
コクリと彼が頷く。こんなに弱々しい奏斗は初めてだ。
貴｢奏斗と颯翔くんは、私と遥香みたいに小さい頃から中学へ入る頃くらいまでは、仲が良く一緒に遊んでいて、親同士が仲がいいとも言ってた。｣
貴｢それから、奏斗一人教室に残してきたことに不安がった私に、奏斗は強いから大丈夫だって念を押すように強く言われた。｣
貴｢奏斗は力でも頭でも、この学校に敵はいないくらい強いとも言われたよ。多分私がパニック状態だったから、少し大袈裟に言って安心させようとしたのかな？｣
奏斗は表情を変えず、私の話に頷きながら静かに聞いていた。
貴｢そこからだんだん話が違う方へ行くんだけど、奏斗は私に殴り合いの喧嘩をする姿を見せたくなかった、怖がられたくなかったって言うのが颯翔くんの結論で、私はそれくらいで愛する人を怖がったりしないって言ったんだけど、颯翔くんは顔色を変えて、僕は変わっていく奏斗を間近で見てきたから分かるんだ！って言った。｣
貴｢そういえば私は出会う前の奏斗のことは何も知らないなと思って、その話が本当だと思ったの。｣
彼｢それで、颯翔は僕の何を見たんだって言っていた？｣
奏斗は分かっている。そう、そこが一番大事なところだから。
貴｢うん。順を追って話すと、奏斗は狂っているから、別れたいなんて言えばどうなるか分からない、逃げられなくされるって。僕はAさんを救いたい。こんな人をそれ以上見たくない、そう言ったよ。｣
貴｢奏斗は小5の頃からおかしくなっていって、当時……好きな人がいて、年上の人とその人を巡って争いが起きた。本当に一方的で奏斗が勝ったけど、その子に怯えられてしまって、それを見ていた颯翔くんも奏斗が怖くなったって。｣
貴｢それから今に至るまで、もっとエスカレートしていって、同じようなことが何回もあった。颯翔くんは一緒に奏斗を元に戻そう、それからでも遅くはないと私に伝えて、それからすぐ奏斗が来たの。｣
貴｢私が颯翔くんから聞いたことはこれで全部。｣
私はまっすぐ彼を見つめる。
そしてすぐに彼は口を開いた。
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天使系殿厨ちゃん(笑) - はい！頑張ります！！イラスト本当に本当にありがとうございました！！感謝です！！ (2019年11月28日 15時) (
レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 天使系殿厨ちゃん(笑)さん» わわー！！遅くなってごめんなさい！テスト…そんな時期ですか！！頑張ってください！イラストお気に召されたかわかりませんが、リクエストありがとうございました！ (2019年11月28日 12時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
天使系殿厨ちゃん(笑) - わーーー！可愛すぎた！！テスト勉強で全然読めてなくて、たまたま来てみたらまさかの！イラスト最高過ぎです！！ありがとうございます！ (2019年11月24日 13時) (レス) id: a7676729d0 (このIDを非表示/違反報告)
ねん@更新不定期(プロフ) - 日名無 りんさん» お待たせしました！！拙いものですが読んで頂けて嬉しいです！いつも読んでくださっているお礼になったかは分かりませんが、宜しければ今後ともお付き合いくださると嬉しいです！ (2019年11月23日 21時) (レス) id: a8abc220a2 (このIDを非表示/違反報告)
日名無 りん(プロフ) - うわあああ！！最＆高です！ありがとうございます！ありがとうございます！！！奏斗君大好きだぁあああ！ (2019年11月23日 17時) (レス) id: 0a69449343 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねん | 作成日時：2017年12月8日 14時
