工藤さんちの娘さん。【名探偵コナン】

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あの後バス停を見つけたので、バスに乗り、東都タワーまで向かうことになった。


「へへっ！俺も最初っから東都タワーがクサいと思ってたんだよな！」


「もう宝も見つけたも同然ですね！」


「(ははっ...東都タワーって気付いたの俺だし…。)」


「でもこの文字なんだろう？ "ORO" って書いてあるけど…。」


『ほんとだ！なんだろこれ...』


「それはきっとこうですよ！Oは大きいのOで、RはリッチのR、最後のOはお宝のO！つまりOROは大きくてリッチなお宝を略した言葉なんですよ！」


「光彦くん英語読めるの！？すごーい！」


「えへへ...」


光彦くん照れてる。やっぱ、歩美ちゃんのこと好きなんだ。元太くんも歩美ちゃんのこと好きそうだけど…コナンくんはどうなんだろう？



...聞いてみよっと！




『ねぇねぇ、コナンくん！』ﾎﾞｿｯ


「ん？なぁにAねぇちゃん。」


『コナンくんも歩美ちゃんが好きなの？』


「えっ！？？？」


『わっ、声おおきいよ！』


「どうしたのー？コナンくん」


『 「い、いや何でもないよ！あはは...』」


危ない危ない歩美ちゃんにバレる所だった...。



「(急に何言ってんだよコイツは...。)」



「僕、別に歩美ちゃんのこと好きじゃないよ！あは、あはは...。」


(元太達のことみて俺も歩美ちゃんのこと好きだと思ったのかぁ？)


『あれっ、やっぱ違うかぁ。...だって、コナンくん蘭ねぇのこと好きだもんね！』


「なっ、べっ別に蘭姉ちゃんのこと好きだなんて...！」


『ふふーん、バレバレだよっコナンくん！大丈夫！私そういうのはちゃーんと秘密にしといてあげるタイプだから安心して！』



そう言って笑うAの顔は、いかにもいたずらっ子と思われる顔をしていた。

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「よぉし！出発点はここだ！」


あのあと30分で東都タワーに着いた。
途中で元太君が寝ちゃって起すの大変だったんだから...。


「あとは暗号を解くだけですね！」

「でも、ほかの形は傘以外変な形をしていて何が何だか...」


うーん、なんだろう...。


『コナンくんはなにかわかった？』


「この形が表しているのはもしかしたら洋服屋かも...「いそげー！」って、ちょっとー！」


『まってみんな！コナンくん、行こっ！』


そう言ってコナン君の手を引いて走り出した。



「うっ、うん！」









「(コイツ、昔は俺の後を付いて来てたときはあんなに小さかったのに...大きくなったなぁ…。)」

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