眠リノ森【異世界】 4th (ページ38)

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第百八十八話　呪いの欠点ページ38

ユーヤ side

　

ケートの能力、『呪術』

欠点としたら、体の一部を能力とすることが出来ない

だから攻撃を避けることしかできない

ただ、一番強い点があるとすれば

ケート「『呪い(クロス)』」

ユーヤ「くっ…危ないね」

一時的に俺が動けなくさせられることくらいかな

ケート「お兄ちゃんにわかる？

忘れないって言ってたお兄ちゃんに一瞬でも忘れられた時の感覚‼︎」

ユーヤ「あぁ、わかるよ。

友だちだった妖精(ひと)に忘れられた悲しみを‼︎」

ケート「その経験をしてもらおうと思ってたけど…もういいや」

ケートは杖を振るう

ケート「『呪術』の真骨頂、見せてあげるよ。

『呪いの杖(クロス・スティック)』」

ケートがそう言うと体の芯から一気に冷えた感覚がした

この感覚…

ケート「【呪い】をお兄ちゃんだけに集めたよ。

つまり、あの三人の【呪い】は解けたって言うわけ」