眠リノ森【異世界】 4th (ページ37)

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第百八十七話　止めの意味ページ37

ヒカル side

　

ヒカル「…止めなくて、良かったの？」

タバコの煙を吐きながら誰も座っていないロッキングチェアを見る

ショーリ「ユーヤが止めるなって言ってるんだから。

俺たちはただ結果を待つだけ」

アキト「…ユーヤからケートを殺すなんて言葉出るとは思わなかったわ」

ショーリ「実際ケートを殺したら【呪い】は無くなるんでしょ？

…そしたら俺たちどうなるんだろうね」

ショーリの言う通り、【呪い】がなくなったら俺たちはどうなるんだろう

元の妖精(ひと)へと戻れるのか

戻ったところで…なんだけど

アキト「俺は戻りたないな」

そう思っているとアキトが口を開く

アキト「確かにジュンタくんとかノゾムとか、心配のタネはめっちゃあるけど。

…ここで四人で過ごしてた日々が楽しくて忘れられんのや」

ショーリ「俺もだな。

忘れられたくても忘れられないでしょ」

…煙は渦を撒き始める

この渦は俺の気持ちを表しているのかな？