眠リノ森～『全て』の守護精と『水』の守護精～ (ページ34)

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『ー』の守護精ページ34

ＮＯ side

？「ジュンタのそれってちっちゃい頃から？」

ジュンタ「んー、ちゃうな。

気がついたら持ってた」

そう話していると

？「いた」

声がかかった

その声に3人は跪く

？「跪かなくていいのに」

？「こんなこともいきません。

長…コウタ様の前で世間話など」

コウタと呼ばれた守護精は少し不服そうだ

コウタ「俺は長でもなんでもない。

ただの一時的なものさ」

？「それでも私らにとっての長に変わりないのです」

コウタは変わらず納得していないがそのまま続けた

コウタ「…準備はできてる？」

ジュンタ「順調であります。

早ければ…来週あたりには出発できるかと」

コウタ「わかった。

今はそれだけ」

コウタはそう言って去って行った

コウタ「…そうだ、ジュンタ」

その去り際

コウタはジュンタに声をかけた

コウタ「…ジュンタが持ってくる情報は正しい？」

ジュンタ「…俺が持ってくる情報は99%正しく、1%間違っています」

コウタ「その情報を元にして探して欲しいんだけど…」

コウタは3人に言った

コウタ「ソウ…『全て』の守護精を探してきて欲しい」