眠リノ森～『全て』の守護精と『水』の守護精～ (ページ21)

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『水』の守護精ページ21

リュウセイ side

苦しい

痛い

なんや…これ

？『重力の空間(グラヴィティ・ルーム)の代償や』

声がした

この声は…

リュウセイ「トモ…ヒロ」

トモヒロ『確かに俺の中では重力の空間(グラヴィティ・ルーム)は最強で最凶。

せやから俺は使いたくなかったんや』

リュウセイ「知ってるわ。

せやから使って…こっちに戻ってきてもらおうと思ったんや」

よく見るとトモヒロはピアスもしてないし、槍も持ってない

このままやったら俺が優勢や

リュウセイ「トモヒロは黙ってそのまま俺の操り人形で居ればええんや!!

『糸の杖(ライン・スティック)』」

無数の糸がトモヒロ目掛けて向かっていく

なのに…

リュウセイ「…はぁ？」

無傷で立っている

トモヒロ『だってリュウセイ…重力の空間(グラヴィティ・ルーム)の影響モロに受け取るもん。

避ける間もなくゆっくりやから体少し捩るだけで簡単や』

リュウセイ「なんで俺が重力の空間(グラヴィティ・ルーム)の影響受けてるんや!!

…ピアスもないのにトモヒロ自身がかけたんか？」

するとトモヒロは優しく口角を上げた

トモヒロ『何言ってんねん。

重力の空間(グラヴィティ・ルーム)はリュウセイ自身が使ってるやん』

まさか…

トモヒロ『そのまさかや。

重力の空間(グラヴィティ・ルーム)は発動者にもかかるんや』

トモヒロは俺に近づいてくる

トモヒロ『俺から…出てけ!!』

そして俺を思いっきり殴った