眠リノ森～『全て』の守護精と『水』の守護精～ (ページ12)

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『水』の守護精ページ12

ＮＯ side

トモヒロが急に倒れたことにマリウスとソウは戸惑いを隠せない

マリウス「トモヒロ…？」

マリウスは心配して近寄ろうとする

ダイキ「…まさか」

しかし

ダイキ「近寄るな!!」

ことを黙って見ていたダイキがマリウスを止める

マリウス「なんで!?

トモヒロが…」

トモヒロ「俺が…なんやて？」

トモヒロは顔を上げる

ソウ「トモヒロ!!

大丈夫？」

トモヒロ「あぁ。

大丈夫や」

トモヒロの言葉に安堵の笑みを浮かべる2人

ダイキ「お前…トモヒロちゃうやろ」

ただ1人、ダイキだけは安堵の笑み浮かべていなかった

トモヒロ「何言ってるんや。

俺はトモヒロやで」

ダイキ「せやったらさっきのセリフはなんや!!」

ダイキは大声をあげる

トモヒロ「さっきの…セリフ？」

トモヒロは首を傾げる

トモヒロ「あぁ…あれはジョークや」

ソウ「ジョーク…？」

トモヒロ「部屋がさっきの揺れで壊れそうやったやろ？

心配してな…」

ここで3人は違和感を感じた

さっきの揺れで部屋が壊れそう？

違う

マリウス「偽物…意識…!?

ダイキ、もしかして…」

ダイキ「もしかしなくてもや。

なぁ…リュウセイ？」