余命１日 ページ8
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彼女の最後の日。
彼女は、体のほとんどを動かすことができず、俺が話しかけても下手くそに表情筋を使って笑うだけ。
そしてとうの俺も
「っAっ 」
彼女のベットのシーツを涙で濡らしているだけ。
本当に情けない。
彼女が俺の目の前で泣いたのはプロポーズをしたときだけ。
果たして彼女は、眠りにつくとき俺に素直になってくれるだろうか。
「なぁ、最後くらい素直になりいや。」
俺の前では。
すると彼女は、下手くそに微笑んで涙を流した。
口を一生懸命動かして口パクでありがとう、と言っているようだ。
「今まで本当にありがとう、こんなこと言いたくない．．．けど
さよなっらｯ．．．」
これからもよろしく。
なんて言ったら、君との約束を破ることになりそうやん。
俺は、痩せ細ったの頬を触り互いに泣き合った。
泣きあって泣きあって泣きあって
ずっと、この時が続くなんて訳もなく
4月１日、まだ桜が開花する前
彼女は、静かに眠りについた。
「ｯ．．．もしもし、香坂です、＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿は．．い。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿っわかりました」
ねぇ、ごめんね。
君との約束、１つも守れないかも。
君が死んだら幸せじゃないし、料理なんてやる気力わかないと思う。君が死んでも君がずっとずっと好きだし籍も抜くつもりない。君が死んでも忘れることなんてないし。
君が死ぬまで、じゃなくて死んでも、好きだ。
でもな、１つくらいは守ろうと思う。
俺は、視聴者が、
それに何より君が望む通り
ゲーム実況者であり続けようと思う。
彼女にとっての幸せは、俺なんかの幸せじゃなくて自分以外の幸せだと思う。
だから、俺ができる範囲で、あっちに行っても、君にとっての最高の幸福を感じてほしいな。
翌日、彼女は、葬儀に出された。
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Hikaru - 宮夜さん！はじめまして！この小説を読ませていただきました！とても感動しました！良かったです！これからも頑張ってください！ (2019年9月29日 17時) (
レス) id: f26b6773d3 (このIDを非表示/違反報告)
宮夜(プロフ) - 腐女子人間さん» 読者さんの好みに沿えることができるのは私も嬉しいです。更新、ありがたく頑張らせていただきます。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 745cc256e9 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子人間 - とても面白いです！私は死ネタが大好物なので…w更新頑張って下さい！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: 22bd9c3c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮夜 | 作成日時：2018年3月14日 18時
