余命６日 ページ3
.
『おはよっ！』
「おはよう。」
彼女と喋っているうちに床で寝てしまっていたらしい。
彼女に見下されるように挨拶をした。
『ねぇ、起きて早々悪いんだけどね。
なんでレトくんは私なんかを好きでいてくれたの？』
「いてくれたの．．．って、今も好きだし．．．
なんか、じゃないよ。Aがたとえあと1秒後に死ぬとしても俺はAのことが好きや。」
言ったあとからちょっと照れ臭くなる。
『やっぱレトくんは鼻声のくせに変わってるね。』
「鼻声は関係ないやろ。」
彼女は笑顔だけど、多分それは死ぬのが怖いから。
だから、今だけはせめて恐怖なんて捨てて幸せになりたいんだと思う。
『はー、お腹空いた。』
「ちょっと待って、今作ってくるわ。スープでいいやんな。」
彼女が笑顔なら、俺も笑顔でいるんだ。
だって、彼女を幸せにしたいから。
ドアを閉めて廊下へ出ると、スマホが鳴った。
北のヤンキーからの連絡で、彼女に会いたいとのこと。
その場に立ち止まると彼女の声が聞こえてきた。
＿『あーあっ．．．なんで死んじゃうんだろ、私。なんで私が、死んじゃうんだろ。
レトくんは、幸せかなぁ．．．』
「．．．当たり前やん」
俺は、幸せだよ。
これからも好きだと思う。
でも、
『っ．．．』
泣いてる君は
.
やっぱり幸せじゃないよなぁ
.
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Hikaru - 宮夜さん！はじめまして！この小説を読ませていただきました！とても感動しました！良かったです！これからも頑張ってください！ (2019年9月29日 17時) (
レス) id: f26b6773d3 (このIDを非表示/違反報告)
宮夜(プロフ) - 腐女子人間さん» 読者さんの好みに沿えることができるのは私も嬉しいです。更新、ありがたく頑張らせていただきます。 (2018年3月15日 21時) (レス) id: 745cc256e9 (このIDを非表示/違反報告)
腐女子人間 - とても面白いです！私は死ネタが大好物なので…w更新頑張って下さい！ (2018年3月15日 20時) (レス) id: 22bd9c3c58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮夜 | 作成日時：2018年3月14日 18時
