眠リノ森【異世界】 (ページ6)

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第六話　夢の最後ページ6

ユーヤ side

　

ロッキングチェアに揺られながら夢を見る

俺が初めて【呪い】をかけられた夢

誰にかけられたのかは思い出せない

だけど、言葉だけは覚えてる

お前は永遠に孤独となる

これから【呪い】を他の妖精にもかけていくが皆お前を残して消えていくの

他の妖精は消えてくけどお前だけは孤独に生きる

孤独…か

そっと目を開けるとヒカルが覗き込んでいた

ヒカル「あ…起こしちゃいました？」

ユーヤ「ううん、自分で起きただけだから大丈夫」

目をこすりながら立ち上がる

ヒカル「あの…なんで俺のこと、助けてくれたんですか？」

ユーヤ「…あれ、助けて欲しくなかったタイプ？」

ヒカル「えっと…聞いたんですよ。

俺のこと、助けに行こうって言ったって。

なんでかなって思って」

なんで…か

ユーヤ「自分でもわかんなくてさ。

どうしてもヒカルを助けなきゃって思いが募ったんだ」

ヒカルで最後にしたい

【呪い】だなんて言う迷惑な運命を背負った妖精を