眠リノ森〜『全て』の守護精と『炎』の守護精〜

眠リノ森 ページ6

トモヒロside



トモヒロ「助けて頂きありがとうございます」



俺はユウヤ様にお礼を言う



ユウヤ「お礼なんていいよ。



それより、彼…ソウはどうするの？」



言われた通りソウを見ると剣先をこちらに向けていた



ソウ「マリウスを…どうする気!?」



トモヒロ「ソウ。



これからユウヤ様の城に…」



ソウ「嘘だ!!



そう言って安心させて牢屋にぶち込むんでしょ!?



『振動(ヴァイブレイシャン)』!!」



それと同時に耳が痛くなる



トモヒロ「いっ…」



俺は反射的に耳を塞ぐ



ソウ「俺の能力『振動』。



空気を振動させて超音波などを出すことが出来る能力!!」



牢屋にぶち込む…



前の木でソウに何があったんや…



ユウヤ「俺たちはそんなことしないよ」



ソウ「そうやったって無駄!!」



ソウは聞く耳を持たない



トモヒロ「『無重力(ゼロ・グラヴィティ)』」



俺は何とか止めようと無重力(ゼロ・グラヴィティ)をかける



ソウ「うわっ!!」



急に無重力になるのだから誰もが驚く



トモヒロ「前の木で何があったは分からんがここの木ではそんなことしぃひん。



…ソウも着いてきてええよ」



無重力(ゼロ・グラヴィティ)を解除してユウヤ様からマリウスを借りようとする



ユウヤ「トモヒロじゃ持てないよ」



ユウヤ様はそう言ってマリウスを背負って行った



…軽くチビって言ってるやろ



そう思いながら俺はソウの所に行く



ソウ「信じて…いいの？」



トモヒロ「当たり前やろ。



同じ守護精なんやしな」



ソウは少し躊躇ってから俺のあとを着いてきた



そう言えば『炎』のダイキがマリウスに行っていた「残念だよ」ってなにがなんやろ



マリウスが起きたら聞くか

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