眠リノ森〜『全て』の守護精と『炎』の守護精〜

『炎』の守護精 ページ28

ユウヤ side



マシンガンで撃つ？



毒(ポイズン)を巻く？



そしたらソウやトモヒロにまで被害が出る



マリウスにはソウのあんな姿を見せないために俺の後ろに隠れてもらっている



トモヒロ「なぁ、ソウ。



聞こえてるか」



トモヒロがソウに話しかけた



話すだけでも痛いだろうに



ユウヤ「トモヒロ…」



俺は制止しようとする



だけどトモヒロは続けた



トモヒロ「どうせ…リュウセイの事や…見せつけるために…離してないとか言ってるんやろ」



ソウ(リュウセイ)「何を…」



トモヒロ「そんなんちゃう…。



ここで剣を抜いたら…俺は出血死する…からや。



ソウが自分で殺したって…思って欲しくない!!」



トモヒロは最後の言葉を強めて言った



けど握る力が徐々に弱くなっていき、剣が抜けそうになる



ソウ(リュウセイ)「残念やったな。



その願いも叶いそうにないで」



トモヒロは何とか抜かせないようにしているも限界というものがある



ユウヤ「やめろ!!」



俺は必死の思いでソウにぶつかった



ソウ(リュウセイ)「痛!?」



まさかのことにリュウセイも驚きを隠せない



だけど剣は抜けてしまった



ユウヤ「トモヒロ…トモヒロ!!」



俺は急いで止血しようとする



？『何をモタモタしている』



急に声がした



この声って…




？『コイツは俺に任せてソイツを倒せ』



任せていいのか？



…戸惑っている暇なんてない



俺は声に任せてリュウセイに近寄った



ユウヤ『任せたよ…リョウスケ』



リョウスケ『任せとけ』

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