孤の魔法使い【魔法使いの嫁】

21. ページ22

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A｢今日で最後だったね...｣


ﾁｾ｢何だか寂しくなります...｣



A｢あ、そう言えば...｣

ﾁｾ｢何ですか？｣


Aさんは顔を険しくした
...何かあったんだろうか


A｢チセ...





何で敬語に戻ってるの...ッ！！！？｣



...



ﾁｾ｢はい？｣



A｢友達って言ったのにぃ〜！！
さっきからずっと敬語だし...

気になって気になって...！｣


えーと...


ﾁｾ｢...ずっと気にしてたんですか...？｣


A｢ほらまた！！そうだよ！(泣)｣


まさか...ずっと気にしてたとは...


ﾁｾ｢すみません...どうしても慣れなくて...
ちゃんと友達ですから...このままでは駄目ですか...？｣

A｢ぐ...っ！(可愛い...！)
仕方ない...チセの可愛さに免じて許してやろう...｣


ﾁｾ｢可愛いって...
ありがとうございます...？｣





あ、エリアス達だ。



ｴﾘｱｽ｢チセ
帰る準備は出来たかい？｣


ﾁｾ｢もう...ですか｣

この5日間がとても短く感じた

Aさんは想像とは全然違って優しくて、明るい人だった


ｴﾘｱｽ｢チセは寂しいのかい？
...またすぐ来ることになるよ｣


A｢暴走したらごめんねぇ！！｣


ﾁｾ｢冗談はやめてくださいよ...(汗)｣




もし次会う時にAさんが
Aさんでは無くなってしまっていたら...

そんなことを考えているうちに








A｢...冗談じゃ無いよ｣









私はまた、
大切な言葉を聴き逃してしまったのだ







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