孤の魔法使い【魔法使いの嫁】

12. ページ13

．．．


ﾁｾ「すみません...少し聞いてしまって」



ｴﾘｱｽ「A気付いていただろ...何で止めなかった」



A「依頼をしたのは2人だったし、
やっぱり話す覚悟はしなきゃなってね




依頼にも書いてあったでしょ？

『力を押さえてほしい』んだよ


今まではそれで済んでいたのだけれど...


...最近どうも制御が難しくってね。




もしかすると手がつけられないような状態になるかも知れない。





だから、もしも私が力を完全に制御できなくなって、リンデル達を傷つけるような事があれば、直ぐに私を殺せ。
...まぁﾀﾋぬかは分からないけd」


ﾁｾ「ｯ！そんなことｯ！他に何か方法は！！」


ｴﾘｱｽ「チセ...」



ﾘﾝﾃﾞﾙ「無駄だの...
...此奴は何百年もずっと一人でその力を抱えて生きてきたのじゃ...」




ﾁｾ「何百年も...ずっと...」




私だったらそんなの...ｯ(ｿﾞｯ



A「頼むよ...もう大切な何かを...失いたくはないんだ...！！」



Aさんの意志は思い付きのものじゃない

色々なことを経験してそれで得た結果なんだ






何が少し似てる！？



何で私と同じような何かを背負ってると思った！！






全然似てないじゃないか！







抱えるものの重さが違う




失ってきたものもきっと全然違う






何よりそんな長い間『たった一人で』なんて...









私は幸せなんだ...







エリアスに救って貰って

シルキーに毎日沢山の事をして貰って

リンデルさんには沢山の事を教えて貰った。

サイモンさんに、アンジェリカさん、今はルツだっている。

イーサンは友達だって言ってくれた。




なら、私も





ﾁｾ「Aさん！

私と、友達になりましょう！！！」




この人を救いたいんだ

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