22.お館様 ページ24
「お前、こっからは目隠しと耳栓してくからな。」
父様にそう言われておぶられている。
そこまでしなくても道覚えられないんだよな。
__________
「お館様の御成です。」
え、美しい。あまね様美しい。
今は屋敷の庭ですね!!はい!もー感動だよ!!だってまさか自分がこの庭に来れる日が来るなんて!!
「お早う。よく来たね。水月にA。」
.........お声が良い...ッ!!
やばいアニメでも思ったけど現実で感じるともっとやばい。確かにすごい声だ。うん。しゅごい。(語彙力)
「お館様につきましても御壮健で何よりです。益々のご多幸を切にお祈り申し上げます。」
父様が凄いきちんと話し出した。ていうか不死川さんとおんなじ。何かもう怖い。
って思ったらギロって見られた。エスパーかな??
「A、水月から話は聞いてるよ。」
「この度はお招き頂き有難う存じます。」
わー緊張する。なんて言えばいいか分かんねぇ。この私の営業スキルを持ってしても...!!
「緊張しているのかな?固くならなくていいよ。
そういえば、君は鬼舞辻無惨に会った事があると聞いたよ。」
え、優しい。
緊張はするけども。
「はい。私は自身の母の腹を破って生まれました。顔も覚えていません。然し確かに鬼でした。
目の前で私を見下ろしていた男がその鬼舞辻無惨です。」
待って膝痛い。
砂利?小石?あのほら地面に敷き詰めてあるやつ。あれが必然的に膝に当たるから痛いんだよ。
「私が小さい時に父上が言っていてね。『必ず希望は現れる』とね。まさか鬼舞辻無惨に子供が居るとは思わなかったけど。」
わぁ何て答えよう。これどうしよ。私って鬼舞辻無惨の子供だもんね。自覚無いけど。
「だから君を待っていたんだよ。A、鬼殺隊においで。君が居ることで私達も前に進むことが出来る。
此処はきっと君の居場所になるよ。」
「鬼の子だというこんな私を受け入れて下さるのですか......?」
「勿論だよ。君はもう家族なのだからね。」
ああ。私の周りの人達はどうしてこんなにも簡単に私を救ってくれるんだろう。
私はこの人達を救いたい。未来は分かっている。これこそ簡単に変えられるものじゃない。
なら、この人が守りたいものを守ろう。
大切な人達を救おう。
私は多分その為に生まれてきたのだから。
__________
314人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねむる(プロフ) - 霊夢たん!さん» 報告ありがとうございます!!修正出来たと思います!!残念ながらイラストは載せれなさそうですが...(´;ω;`)+応援ありがとうございます!!!!(*´∇`)!! (2020年11月22日 22時) (レス) id: 7408f5f52c (このIDを非表示/違反報告)
霊夢たん! - すみません、イラスト出てませんでしたよ!それと作品とても面白いですね。更新頑張ってください! (2020年11月22日 17時) (レス) id: 196d7d8985 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - 死蝶さん» コメントありがとうございます!!。゚(/□\*)゚。頑張ります...!!! (2019年9月8日 7時) (レス) id: 6e58b0c359 (このIDを非表示/違反報告)
死蝶 - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2019年8月31日 8時) (レス) id: a0dd7ebf9f (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - ゆーさんさん» ぁぁありがとうございます!!通知見てΣ(GДG )ふぁっってなりました!夜しっかり寝てください笑d=(*´▽`*)=b更新ももうすぐ出来そうですので!ありがとうございます!!! (2019年8月13日 14時) (レス) id: 6e58b0c359 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねむる | 作成日時:2019年7月19日 6時