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ﾖｾﾌ｢はは...本当にすごいな...まさか全部壊されるなんて...｣
｢...ッﾌｩ...ﾌｩ...｣
何かと戦うことなんてしたこと無かったから体力の限界だ...
魔力も上手く使えなかったし...
でも、これで多分ヨセフは何も出来ない。
｢茜音...大丈｢来ないで...ッ！！｣
え、何で...｣
茜音｢助けてくれてありがとう...
...でもッ！！もう無理...何で私ばっかりこんな目に...ッ...もう嫌ッ！！｣
だってそれは茜音が
茜音｢私はずっと独りだった...ッ！！でも、Aさんが一緒にいてくれて幸せだったッ！！
けど、もう無理だよ...怖い...バケモノばかりが集まってくるッ！！何で！？何で...こんな...｣
そっか...茜音は人間なんだ...
あっちの国よりも隣人達の知識が薄いこの国の、まだ10歳くらいの子供だ。
それ以前に、人間の村娘がスレイ・ベガなんて、知ってる方が珍しい...
私のせい、だと思われたのか...
魔力を少しづつ貰っていったのも、周りになるべく悪いのが寄り付かないようにしていたのも...私の勝手だったのか...
｢...茜音がそう思うなら仕方ないか...ﾎﾞｿｯ
私は茜音に救われたよ、家族だと思ってる。
ありがとう、茜音...でも、ここから早く離れた方がいい...｣
茜音｢...｣ﾊﾞｼｯ
｢ッ...った...｣
まさか手を叩かれるとは思わなかったな...ま、仕方ないか...茜音から見たらただのバケモノだもんな...
茜音は、もう離れたかな...？
そこからのことはぼんやりとしか覚えていない。
ただ、見失ったヨセフを追いかけて行ったら茜音が血だらけになってた。
｢あの時、声をかけなきゃ良かった...｣
と言って茜音は、動かなくなった。
私は何処までも必要とされない存在なのかもしれない。
茜音との最期は、私にとって呪いのようなものになった。
茜音との思い出が詰まったこの地に居るのが耐えきれなくなって、西の国に戻った。
そこからも居場所はなくて、ただ一人で彷徨っていた。
いつしか人間や魔法使いに『孤の魔法使い』と呼ばれるようになった。
拠点とした荒地は、抑えきれるようになった私の魔力で、緑と花で覆い尽くされた。
水も綺麗になった。
私の魔力は本当に強大なのだと知った。
リンデルと出会ったのは其れから何百年経った頃だろう。
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ねむる(プロフ) - ユリアさん» はじめまして！コメントありがとうございます😭めちゃめちゃちゃんと読んでくださってて嬉しいです！！！とてもいい言葉まで頂いて🥹💕💕 (11月19日 9時) (
レス) id: ffeabe582c (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - はじめまして！お話楽しく読ませていただきました‼️家族愛みたいなものを感じるシーンがあって微笑ましかったです😆苦しい思いをしても誰かが側に居れば心強い存在になることを改めて痛感しました！ (11月12日 20時) (レス) @page32 id: cd81ad3c39 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - まきさん» こちらこそ応援ありがとうございました！！！コメント気付くの遅くなってすみません(汗)無事完結出来て本当に良かったです(>_<) (2020年11月12日 22時) (レス) id: 7408f5f52c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごく良かったです。ラストはずっとウルウルでした。終わってしまうのが辛いです。書いてくださってありがとうございました！ (2020年8月27日 14時) (レス) id: 79e107b57f (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - （名前）さん» ありがとうございます！！ヾ(*´∀｀*)ﾉ次の更新に行けるよう頑張ります...！！！ (2019年10月11日 1時) (レス) id: 6e58b0c359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむる | 作成日時：2019年4月7日 19時
