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どうやらこの国の人達は雨が降らないと神に祈るらしい。
お祓いしたりとか...
最近は朝になると人が消えていることがあるらしく、その原因を私の仕業だと思ってるらしい。何故私がそんなことをやらねばならんのだ。
｢どうか、これを納めて人を食うのを辞めてくださいませ...ッ...｣
｢身に覚えの無いことは、どうも出来ないよ...｣
人間は寿命が短いというのを知った。
私の所に食料を納めに来る人が、気が付くと変わっていたりする。
人間は集団で動くことを知った。
今まで精霊とも人間とも関わりが持てなかった私は、この奇妙な関係でも誰かと話せるのが嬉しかった。
自分がどういう立場にいるのかも忘れる程に。
人間は私の言葉を聞こうとはしなかった。いや、聴こえなかったのかもしれない。
そもそも普通の人間が『見える』こと自体おかしいのだ。
私は何なのだろう。
人間ではない...妖精でもない
魔獣でもない...神でもない
どれにも当てはまらない私は何処にも居場所が無いのだ。
いつだったか...森の王と女王が私を見て言った言葉を未だに覚えてる。
『貴女の魂は色がわからないわ』
『どちらに居るべきなのかもわからない』
『『 混ざり過ぎている 』』
彼等は私に良くしてくださった。けど、他の精霊達が嫌っているのだからどちらにせよ居場所は無い。
そんな事を思い出しているうちに、人間達が今日のお供えを持ってきたようだ。
あー今日は｢生け贄｣なんだね。このパターンは初めてだ。
私の所に連れてこられたその贄は、
見慣れた濁ったものでは無い、純粋な紅の髪を靡かせていた。
｢...綺麗な赤...｣
私の中に流れるものとは違うね。
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ねむる(プロフ) - ユリアさん» はじめまして！コメントありがとうございます😭めちゃめちゃちゃんと読んでくださってて嬉しいです！！！とてもいい言葉まで頂いて🥹💕💕 (11月19日 9時) (
レス) id: ffeabe582c (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - はじめまして！お話楽しく読ませていただきました‼️家族愛みたいなものを感じるシーンがあって微笑ましかったです😆苦しい思いをしても誰かが側に居れば心強い存在になることを改めて痛感しました！ (11月12日 20時) (レス) @page32 id: cd81ad3c39 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - まきさん» こちらこそ応援ありがとうございました！！！コメント気付くの遅くなってすみません(汗)無事完結出来て本当に良かったです(>_<) (2020年11月12日 22時) (レス) id: 7408f5f52c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごく良かったです。ラストはずっとウルウルでした。終わってしまうのが辛いです。書いてくださってありがとうございました！ (2020年8月27日 14時) (レス) id: 79e107b57f (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - （名前）さん» ありがとうございます！！ヾ(*´∀｀*)ﾉ次の更新に行けるよう頑張ります...！！！ (2019年10月11日 1時) (レス) id: 6e58b0c359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむる | 作成日時：2019年4月7日 19時
