孤独な花【魔法使いの嫁】

41.チセside ページ12

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｢此処は...？｣


Aさんが自我を戻した。

そう思った。


けど、安堵した瞬間カルタフィルスがキメラを放った。

隣に居たリンデルさんに向かって。



ﾁｾ｢リンデルさん...！！！｣


その瞬間Aさんはまた



｢【ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"ｱ"】｣








ﾁｾ｢リンデルさん...大丈夫ですか！？｣


ﾘﾝﾃﾞﾙ｢其れよりもAは...？｣



ﾁｾ｢今はまた自我が無くなっています。｣



何故私ではなくリンデルさんに？

まさかアイツは...




ﾖｾﾌ｢あ、やっぱりそうだったんだね！！龍の王様！！百花の歌(エコーズ)だっけ？？

そうか。君がAの大切な人か！！



決めた！！





殺そう。｣



！！

やっぱりカルタフィルスは分かっていてやったんだ。


早く、一刻も早くAさんを元に戻さないと。



ﾁｾ｢エリアス...！！｣


ｴﾘｱｽ｢うん。Aの所まで送る。後は前と同じ様にやるんだ。少し長い旅になるだろうけど。｣



長くてもいい。
Aさんが助けられるのなら。



ﾘﾝﾃﾞﾙ｢チセ...Aを頼む。｣


待ってる人が居るんだ。
あの人は幸せになるべきだ。



ﾁｾ｢分かりました。行ってきます！！｣


＿＿＿＿＿


近付くと身体中に巻き付くような夥しい黒い蔦のようなものが伸びてくる。

それに触れればその黒に侵食されてしまうんじゃないかと思うほど。強い呪い。


近くで見ればよく伝わる。

Aさんはこれをいつも身体に封じ込めていたんだ。




ｴﾘｱｽ｢チセ...よろしくね。｣



思い出せ。

相手に干渉する時を。


心に触れるように。優しく。暖かく。




私は黒に覆われた。






目を開けると見たことの無い景色。




これはAさんの記憶。


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次から過去編行きます！！


基本夢主sideにしたいと思います！



久しぶりの更新すみません！！誤字脱字多いかもしれないです(汗)

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