31.NOside ページ1
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昔々あるところに、一人の少女が居りました。
生まれながらに恐ろしい力を持っていたその少女は、街の人々にも家族さえにも忌み嫌われ、当てなく旅に出ました。
然し何処に行っても少女を受け入れてくれる地は有りませんでした。
逸れどころか、最後の頼みであった精霊達さえもその地に迎えてくれる事はありませんでした。
少女は泣きました。
今まで我慢してきた事を全て吐き出すかのように
他人を巻き込んではいけない
この力は神が与えてくれた試練なのだと胸に言い聞かせた。
大丈夫怖くない独りでもやっていける。
だから泣くな抑えろ誰も助けてはくれない。
私は強いんだだから負けるなこんな力に呑み込まれるものか。
一つ一つ噛み締めるかのように声を押し殺して、胸に刻み込んだ。
泣くな泣くな泣いちゃ駄目だ。私はいい子だ。誰かに縋っちゃいけない。泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな泣くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くな哭くなナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナナクナﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅﾅｸﾅ
齢10の小さな少女は、この世界の理不尽さを知り、その小さすぎる身体でこの重い運命を背負った。
僅か10歳で暗い未来を悟った。
ソレは一人の小さな少女が背負うには重すぎる程の
絶望しか見えないこれからの人生を自ら歩もうとするなんてとても残酷な事だった。
今までいい事なんて無かったよね？
じゃあ何も期待しないで生きていこう。
私以外にこんな辛い思いをする人が増えないのなら私は、『バケモノ』として生きていけばいい。
そこから少女の思いを変えるのは
これから先出逢う、同じ様に重い運命を背負った一人の少女だった。
その話はまた後程。
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ねむる(プロフ) - ユリアさん» はじめまして！コメントありがとうございます😭めちゃめちゃちゃんと読んでくださってて嬉しいです！！！とてもいい言葉まで頂いて🥹💕💕 (11月19日 9時) (
レス) id: ffeabe582c (このIDを非表示/違反報告)
ユリア(プロフ) - はじめまして！お話楽しく読ませていただきました‼️家族愛みたいなものを感じるシーンがあって微笑ましかったです😆苦しい思いをしても誰かが側に居れば心強い存在になることを改めて痛感しました！ (11月12日 20時) (レス) @page32 id: cd81ad3c39 (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - まきさん» こちらこそ応援ありがとうございました！！！コメント気付くの遅くなってすみません(汗)無事完結出来て本当に良かったです(>_<) (2020年11月12日 22時) (レス) id: 7408f5f52c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 完結おめでとうございます。すごく良かったです。ラストはずっとウルウルでした。終わってしまうのが辛いです。書いてくださってありがとうございました！ (2020年8月27日 14時) (レス) id: 79e107b57f (このIDを非表示/違反報告)
ねむる(プロフ) - （名前）さん» ありがとうございます！！ヾ(*´∀｀*)ﾉ次の更新に行けるよう頑張ります...！！！ (2019年10月11日 1時) (レス) id: 6e58b0c359 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむる | 作成日時：2019年4月7日 19時
