眠リノ森～『全て』の守護精と『花』の守護精～ (ページ8)

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『花』の守護精ページ8

ジュンタ side

会いたくなかった

俺の手は怒りによって震えていた

カナハ「…あら？

ジュンタ!!

どうしてここに？」

その甘ったるい声が嫌やった

シノン「お兄ちゃん。

助けてよ」

その虚無の声が嫌やった

そして

？「まさか…反乱軍にいるとはな。

落ちぶれたな、ジュンタ」

身勝手な声が嫌やった

ジュンタ「『破壊の檻(ディストゥラクシャン・ゲイヂ)』」

俺は能力を使った

能力を持っている俺と持っていないアイツら

差は一目瞭然…なのに

？「『電気(スパーク)』」

俺の能力は消えた

ジュンタ「…はっ？」

？「簡単なことさ。

能力で打ち消した」

能力…で？

コウヘイ「…ほう。

これが『全て』の木か」

気がつくと、コウヘイが『全て』の木をうっとりした様子で見ていた

コウヘイ「美しい…こんなに美しいものとは…」

悪寒が走る

ソウ「うわぁぁぁぁぁ!!」

次の瞬間

『全て』の守護精が叫んで

俺らの耳が痛くなった