『花』の守護精 ページ46
ユウヤ side
俺は…本当は戦いたくない
能力を使って
ましてや殺傷能力の高い『毒』だ
リュウタロウにもしもの事があっては…
そう考えていると
パチンと音がして、左頬がじんわり痛む
…俺、叩かれた?
叩いたのは涙目になっているソウだった
ソウ「…俺の知ってるユウヤ様はそんなユウヤ様じゃありません」
ユウヤ「ソウの知ってる…?」
ソウは続ける
ソウ「どんな時も…俺らを助けてくれて…自分の方が大怪我してるのに…そんなの気にせず…」
ソウの目からはいつの間にか涙が零れ落ちていた
ソウ「確かに…さっきまでいた守護精は弟さんかもしれません。
ユウヤ様は!!
相手が身内だと分かったら!!
手を抜くんですか!!」
なっ!?
ユウヤ「手を抜こうだなんて思ってない!!」
ソウ「じゃあなんでそんなに戸惑っているんですか!!」
ユウヤ「俺が何に戸惑ってたって言うの!?」
徐々にヒートアップしていく
ソウ「ユウヤ様のことです!!
どうせ『毒』は殺してしまうとか考えていたんでしょ!!」
ユウヤ「どうせ…?」
その言葉に怒りを感じた
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2020年3月17日 18時