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『花』の守護精 ページ43

トモヒロ side



ユウヤ様が現れると、敵の力が緩んだ



俺はその一瞬を逃さず、すかさず蹴りを入れる



敵はまさかの自体に驚いて俺から離れた



その間に立ち上がり、近くに置いておいた槍を握る



トモヒロ「ユウヤ様。



コイツは…」



ユウヤ様は唇を噛んでいる



リュウタロウ「どうしたの、お兄ちゃん?」



お兄ちゃん…



ホンマにユウヤ様の弟なんか?



ハッキリ言って全然似てない



リュウタロウ「似てなくて当たり前だよ。



…クスリの影響だもん」



クスリ…?



ユウヤ「…リュウタロウは…ジュンタと同じだよ」



ジュンタと…同じ?



トモヒロ「実験によって…植え付けられた能力を持っている?」



リュウタロウ「そう!!



それで僕の能力は『記憶』。



『全て』の守護精に関する記憶を書き換えたんだ…」



なん…やと



リュウタロウ「今まで出会ってきた守護精は初めましてじゃない。



久しぶりなんだよ、本当は」



トモヒロ「そん…な」



まさかのことに絶句する



リュウタロウ「皆に伝わってる伝説も嘘。



『全て』の守護精が全てを滅ぼすなんて…ないからね」



トモヒロ「…れ」



リュウタロウ「ん?」



トモヒロ「黙れ黙れ黙れ!!



お前なんかに…何が分かる!!」

『花』の守護精→←『花』の守護精



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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl  
作成日時:2020年3月17日 18時

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