眠リノ森～『全て』の守護精と『花』の守護精～ (ページ28)

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『花』の守護精ページ28

ユウリ side

そこからは激しい頭痛と吐き気の毎日

それを言うとクスリを打たれる

嫌だった

僕はひたすらに隠した

そんなある日

病院の窓ガラスが割れる音がした

ユハ『誰だ!?』

お父さんは怒鳴りながらそこに行く

しばらくして

？『キミが…ユウリ？』

優しい声がした

ゆっくりと目を開くと、ふにゃっとした笑顔が見えた

？『はじめまして。

俺はコウタ、長であるコウヘイの息子だ。

ユウリ…キミを助けに来た』

ユウリ『僕を…助けに？』

コウタはゆっくり頷いて僕を背負い、城まで連れてってくれた

その時にはユウトもいたらしい

城には保護されたばかりのフウマも

なんで…そんなことを急に…思い出した？

ユウリ「う…あぁぁぁ!!」

今まで忘れていた頭痛と吐き気

それが一気に押し寄せてきた

フウマ「ユウリくん!!」

フウマが一生懸命僕の名前を呼ぶ

マリウスは…僕に攻撃が来ないようにしている

しばらくして、全てが収まった

けど…僕は僕じゃなくなった

黒かった髪の毛はほぼ白色に

瞳の色も白に変わっていた