眠リノ森～『全て』の守護精と『花』の守護精～ (ページ13)

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『花』の守護精ページ13

マリウス side

どこからともなく現れた守護精

コウタ「はい、ごめんね」

そして僕とソウちゃんの間に入ってきた

ソウちゃんの『振動』が暴走している中、くしゃっとした笑みで頭を撫でた

コウタ「…ソウ。

久しぶり」

…えっ？

久しぶり…？

ソウ「…コウタ…くん？」

コウタ「そう。

コウタだよ」

ソウが顔を上げる

『振動』の暴走は止まっていた

マリウス「ソウちゃん…知り合い？」

ソウ「『花』の長…コウタくんだよ」

ソウちゃんが前にいた木…『花』の木

じゃ、じゃあ…

マリウス「ソウちゃんをいじめてたのって…コウタ？」

コウタ「あー。

違う違う。

…シノンだよ」

シノン…か

ソウ「マリウス…お願い」

ソウちゃんが僕の上着を握ってきた

ソウ「シノンの相手は…俺にやらせて」

マリウス「大丈夫…なの？」

ソウ「これは…俺のケジメだ。

過去を…断ち切るために」

そうか

僕は頷く

ユウリ「キミが…僕と戦ってくれるの？」

マリウス「初めまして、マリウスです。

能力は『空気』」

ユウリ「名前はユウリ。

能力は『桜』。

よろしく」

フウマ「フウマ。

能力は『影』」

そして相手は…

カナハ「酷い…女性1人相手に男3人だなんて…」

カナハだ