『花』の守護精 ページ2
ユウヤ side
リュウタロウはいつの間にかいなくなっていた
…忘れていた大切な人
それは弟のリュウタロウだったんだ
けど…昔のリュウタロウはいない
俺は顔を上げて、潤んだ目を乱暴に拭う
そんな時だった
ソウ「ユウヤ様!!」
出かけていたはずのソウが駆け込んで来た
ユウヤ「どうしたの?」
ソウ「マリウスから連絡がありまして…。
ルナさんが…人質に取られたと」
ルナさん…が?
ユウヤ「どうして!?」
ソウ「マリウス曰く、『全て』の長を人質とした。
…と犯人は言っていたようです」
ルナさんが…『全て』の長?
いや、長は俺だ
ユウヤ「場所は?」
ソウ「カフェドリームです」
ユウヤ「…行くよ」
俺は木を後にした
ソウ「…あ」
城を出ると、ソウが声を出して止まる
門の前には…
ユウヤ「フウマ…」
帽子を深く被ったフウマがいた
フウマ「…ジュンタから応援に来いって言われたし、道中だから。
道分からないから連れてって」
端的に喋る彼
まぁ…フウマらしい
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作者名:慧jump | 作者ホームページ:http://wakabassl
作成日時:2020年3月17日 18時