4.いじわる ページ6
A「先輩、いい加減キス位してください。」
レイン「それはできないお願いだな。」
A「じゃあ先輩の固有魔法奪っちゃいますよ?」
先輩とまぐわった後にベッドで雑談をしている。
何時もキスをしてくれない。
こうなったら、固有魔法を奪うと脅してみようか。
レイン「お前は俺に向かって攻撃魔法はしかけないだろ。」
A「…そうですね。」
ああ、私にとって先輩は大好きな人なのに。
先輩はきっと私を本気にしていないだろう。
分かっているのに、苦しくて目から雫が落ちてしまう。
レイン「泣くな。顔がぐちゃぐちゃだぞ。」
A「先輩は、私のこと好きじゃないんですか?」
分かってる。
レイン「恋愛に現を抜かす暇などない。くだらないな。」
嘲笑って。
そう。
それでいいの。
本気にさせてくれないほうが楽だって。
分かってる。
くだらない恋でしょ。
依存してるんだ、一方的に。
A「別にいいですよ。くだらい、価値のない恋だって。人を思える綺麗な想いですから。それで、私の事お嫁にしてくれるのは何時なんです?初夜にもうお嫁にいけないって言ったら俺の嫁にしてやるって言いましたよね?」
レイン「さあ。忘れたな。」
どうして?
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作者名:櫻田海桜 | 作成日時:2024年3月18日 15時