2.鬱陶しい ページ4
これは、先輩と出会った時の話。
入学当初の私は、相当浮いていた。
私と話した人は呪われるとか、歩くパワースポットだとか言われていた。
誰からの情報かは知らないが、正直誰に何を言われようとどうでもよかった。
そんな時、変な奴らが近づいてきた。
ドット「本当にこんなに可愛い女の子と話したら呪われるのか?」
レモン「風の噂ですけど。」
マッシュ「まあ、やってみないとわかりませんな。」
ベンチで休みながら校舎をスケッチしているとまた私の噂をしている奴らが居た。
まったく…モテる女はつらいぜ。((
A「……君たちも俺に用があるのかい?」
レモン「あっ、いやあの」
マッシュ「ていうかレオンさんって一人称俺だったんだね。」
ドット「やっぱ話してみないとわかんねーよな!」
A「君たち、変な人だね。俺と話したら呪われるっていう噂もあるのに。」
これがマッシュ達との出会い。
本当に今では虫唾が走る。
レモンちゃんは鬱陶しいし、マッシュの魔法は吸収できんし…
散々な日々に嫌気がさしていた時、「フィン」と言う少年に会った。
マッシュ「フィン君、この子がレオンちゃん。大丈夫、呪われないよ。」
A「……よろしく。俺の噂が怖すぎて近づかなかったんだってwww?」
フィン「ご、ごめんなさい…呪わないでえ…」
A「はは、君みたいに純粋で可愛い子は呪いが使えたとて呪わないよ。」
フィン「つかえたとて…?」
レモン「レオンちゃんって実は田舎人ですよね?」
フィン君に出会ってから、何故か楽しい日が毎日続いて。
偶にフィン君の家にお邪魔することがあった。
嗚呼、先輩に会ったのはその時だったかな。
その日は、フィン君と遊ぶ約束をしていたんだけど用事があったらしく、先に家に行って欲しいと言う事だった。
生憎の雨に降られてしまって、お風呂を借りた。
この時、勝手にお風呂を借りてしまったのが、全ての間違いだったのだろうか?
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作者名:櫻田海桜 | 作成日時:2024年3月18日 15時