Side1 松田元太編 EP�� ページ2
オフィスフロアの入り口で社員証をかざし、
営業企画部のドアを開けて2秒。
「先輩！おはようございます！」
純度100パーセントの元気を全身に浴びた。
「松田くん今日も早いねぇ、おはよ〜」
「先輩そろそろかなと思って。ドア付近で待ってました！」
忠犬か？と言いたくなる彼は
今年の新入社員の松田元太くん。
愛されおバカの肩書きがよく似合う、
私の初めての直属の後輩だ。
入社した4月から1ヵ月間、
つきっきりで基本的な業務を教えていたら
デキる後輩というよりデカい忠犬が育ってしまった。
とはいえあの屈託の無い笑顔で懐かれるのも悪い気はしない。
自分のデスクに座りＰＣを起動させると
隣の席の松田くんがイスを足でコロコロ進めながら
寄ってきた。
「先輩、今日はお昼ごはんはお弁当ですか？」
「えっ早くない？もうお昼ごはんのこと考えてるの？」
「俺今日は寝坊して朝ごはん食べれてなくて・・・」
「買ってきて今食べればよかったじゃん」
「コンビニ寄ったら先輩より先に着けなかったんですもん！」
本気で抗議している目と下がり眉が不覚にも可愛くて、
体温が少し上がる。
喉まで出た二度目の忠犬か？を飲み込み続ける。
「で？なんでお弁当かどうか聞くの？」
「や、もし外で食べるなら一緒にどうかなーって」
「お？さてはたかる気だな？お？」
「そんな違いますって！俺奢りますから！！」
「いやいや、後輩に奢らせる訳ないでしょ〜。
いいよ、元々下のカフェで食べるつもりだったし
一緒食べようか。
たかるのが上手いねぇ松田くんは」
「だから違いますって！
でも、めちゃくちゃ楽しみにしてますね！」
また屈託の無い笑顔を見せると勢いよく床を蹴り、
コロコローッ ！っと
イスごと自分のデスクへ帰っていく。
Side1 松田元太編 EP�□�←Prologue 出社前のモーニングルーティン
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ねむり(プロフ) - 萌さん» 萌様 今のとこ不可にしてたんですが、今から変更かけてきます！少々お待ちください〜！ (2020年9月20日 17時) (
レス) id: d3f9ea8770 (このIDを非表示/違反報告)
萌(プロフ) - 名前の変更ってできないんですか？ (2020年9月20日 17時) (レス) id: aaa9c0cad9 (このIDを非表示/違反報告)
ねむり(プロフ) - ぽん様 ご指摘ありがとうございます。大変重要な部分を見落としておりましたので修正致しました。申し訳ございません。 (2020年9月19日 23時) (レス) id: f618439831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむり | 作成日時：2020年9月19日 23時
