五歩 ページ27
。。。。。
『 素晴らしい。 この班の技術力は突出している 』
『 しかし、料理が提出したレポートと異なる点が・・・ 』
『 いや、咄嗟にレシピを変えられる判断力は評価すべきでは？ 』
審査員たちが、ああでもない・こうでもないと揉めるなか・・・
『 細かいことはどうでもいい
結果、上手いものを作った奴らが勝者だ！！ 』
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
コンペの審査発表後・・・
コンコン♪
『 入れ 』
「 失礼します 」
カチャリとドアを開け、理事長室に足を踏み入れた一人の生徒
「 久しぶり・・・か？ 」
「 ああ、奥さん元気？ 」
「 妹は？ 」
「 元気すぎだ！ 」×２
ハハハと笑いながら、タメ口で話す『 Ｙ・Ｃ・Ｓ 』理事長と生徒
「 あんたが理事長だったんだな、安井さん。 “ Ｙ ”って頭文字か 」
「 そうだ。 おまえがここの生徒だったとはな、樹 」
「 で、用件ってなに？ 」
「 メインディッシュとデザートについていたアレは？
本番で付け合わせを変えたそうだな？ 」
「 あんたが理事長だって分かった時点で思いついた
アレは二人の大切な思い出なんじゃないかって・・・ 」
「 よく気づいたな 」
「 おそろいだったじゃん♪ 」
謙太郎の頬が赤らんだのは気のせいではないでしょう
『 麦工房・たなか 』に現れたとき、
謙太郎のネクタイピンと、ことりのペンダントには
同じデザインで、チューリップと四つ葉のクローバーが彫られていたのです
そして、樹たちは野菜や果物をアレンジして、そのデザインを再現しました
「 味も最高だった。 あれならことりも喜ぶだろう 」
「 っていうか、なんであの子連れて来なかったの？ 」
「 披露宴当日まであいつには秘密だ 」
「 サプライズってこと？ 溺愛っぷりハンパねーな 」
「 か、からかうな！ 」
冷徹な青年実業家のはずですが・・・
実態は幼な妻に振り回されるヘタレ夫のようです
「 で、お前は優勝特典どうするんだ？ 」
「 今すぐお願いします 」
「 わかった。 手続きしとく 」
。。。。。
そろそろクライマックス
応援のお星さま欲しいな・・・姫保
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 199人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
姫保(プロフ) - ありがとうございます。本日天使の続編アップしました。読んでいただけると嬉しいです。 (2015年11月10日 1時) (
レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
NONAME(プロフ) - 完結おめでとうございます。次回作も楽しみにしています(^o^) (2015年11月7日 11時) (レス) id: b828b2251f (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - ?:/ 京本 ちひろ .。さん» ありがとうございます！！ (2015年11月7日 9時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
?:/ 京本 ちひろ .。(プロフ) - 姫保さん» 完結おめでとうございます! (2015年11月7日 9時) (携帯から) (レス) id: 82e041bd6d (このIDを非表示/違反報告)
姫保(プロフ) - NONAMEさん» 挿話・２をアップできたのでやっとお返事できます。そうなんです、びっくりさせてごめんなさい。終わりまでもうすぐです( ｀ー´)ノ (2015年11月7日 0時) (レス) id: 29b0e5addf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：姫保
| 作成日時：2015年8月28日 21時
