この世界の主役はwrwrdだと思っていたが本当は僕らしい3

ひゃくじゅーさん ページ43

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トントンの寝息が耳にかかって擽ったい…し重い！

そんなことを思っていると、すぐにぺ神が来てトントンを回収して行った



…よし、書類を終わらせるか！



gr「…なんか前にもこんなことなかったか？」


『口じゃなくて手を動かそうな』



確かに、前にトントンを寝かせて書類をしたことがあった

けど、今は書類に集中してほしい
少し厳しいが…これくらいは仕方ないだろう

それでも、チラッとグルッペンを見るとションボリしていて、少し罪悪感が湧く



『これ終わったら一緒にケーキ食べようか』



そう言うと、グルッペンは目を輝かせて書類に集中し始めた

物で釣るのもどうかと思うが…グルッペンがやる気を出してくれたみたいだから良いよね！？


…僕もケーキ食べたいし、早く終わらせよーっと


−


gr「終わった！終わったゾ！
糖分を！早くケーキを食べようじゃないか！」



グルッペンよりも先に書類を終わらせ、邪魔にならないように本を読んでいたら嬉しそうな声が聞こえてきた


渡された書類を確認するが…
完璧ですね！褒めてたげたいくらいだわ！偉い！

ミスがないことを伝えようとすると、グルッペンは 既に机に２人分のケーキを用意していた



『…早くないですか？』


gr「ん？俺の作った書類にミスがあるわけないだろう？」



どや顔で言われてしまい、少し腹が立ったが…
そんなことよりケーキだ！ケーキ優先だ！


既にケーキをほうばっているグルッペンに一言伝えてから、ケーキに手をつける


この瞬間のために生きてきた
そんな幸福感が頬張った瞬間、流れ込んでくる

頑張った後のケーキはこんなに美味しいのか…
今度から自分へのご褒美として買っておこうかな！


そんなことを考えながら、ちまちまケーキを食べていたらグルッペンに笑われてしまった


＿



最後の一口を味わい終わり、紅茶を飲み干す


時計を見ると午後６時を指している

結構集中してたな…と思いながら、夕飯をきちんと食べられるのかが心配になってくる



gr「あぁ、そうだ
A、仕事の話をしよう」



深呼吸をすると、楽にしていた姿勢をピシッと伸ばす



『聞かせて』


gr「L国に入国するためのパスワードを調べてきてほしい」



L国を出入りするには、パスワードか証明書がいるんだっけ？

んん〜難しいね…



gr「１つ、分かっている情報を出すと…

そこの王子は「重度の女好き」らしいぞ」



ふーん？女好きねぇ…



『なるほどね？…分かった、やるよ』

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