カプチーノ

エモ系女子 3. ページ4

市ノ瀬「遅い。早く乗って！」


はるさんに怒鳴られながら車に乗り込む。


「ごめんごめん！」


市ノ瀬「しっかしアンタまたたっかいヒール履いてるわね。」


外から見てたのかね？


「音出さないようにする歩き方は習得済み。
仕事に支障は絶対出さないよ。」


市ノ瀬「分かってるわよ。なんだかんだアンタは仕事熱心だし…」


そこで私はあることに気がついた。


「鍵…忘れた…。」


そこで私がはるさんに怒鳴られながら家に引き返したのは言うまでもない。




あの後無事に鍵を取りに戻り、今日最初の仕事である打ち合わせがもうすぐ始まる。



そこで、相手の声優さんを待つ間に次の仕事の台本をめくr…？「Aちゃぁぁぁぁあん！！！！」



うるせえ。(3回目)



今しがた入ってきた喧しいアゴは私の隣の椅子に座ると、上機嫌な様子でこっちを見てきた。


「…なんですか？」


喧しアゴ「いやぁ、今日もオシャレさんだね！！」


喧しアゴこと宮野さんがこちらに手を伸ばして…


「触らないでください(真顔)」


宮野「いつもより辛辣！！！？？」


「アゴが伝染ります(真顔)」


宮野「なにそれ！！！？？？」


「え…？ちょっと私人間なんで妖怪アゴアーゴの言葉はちょっと分からないです(真顔)」


宮野「理不尽！！！！！！」



そんなわけで(どんな訳で)打ち合わせのはじまりはじまり。

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