カプチーノ

エモ系女子 18. ページ20

それにしても江口さんは背が高い。
男にしても女にしてもモデル体型大好物の私としては江口さんは絶好の獲物である。


私の捕食者のような鋭い眼光に気づいたのか江口さんはくるっと振り向いてへらっと笑った。


「…どうしたんですか？にやにやして。変質者みたいですよ。」


江口「変質者って…。Aちゃんと2人でショッピングなんて、皆に自慢しちゃおーっと！」


「私結構いろんな人と出掛けてますけど…。
そんなことで自慢になります？」


江口「もちろん！みんなAちゃんのこと大好きだからね！！」


「江口さんも大概人たらしですよね。」


江口「え？なんて？」


「なんでもないです。ところで何処から見ます？私は適当なんでいつも上から順番に見て回るんですけど…」


あ、勿論子供用品売り場とかは素通りするよ？
子供用品売り場で子供を眺めながらウロウロする私なんて変質者とかじゃなくてただのババアだし。


江口「取り敢えず○階いってみる？洋服売り場がある中では最上階だから、ここから下にみていこっか！」


「そうですね。そう言えば、結局お礼何も考えてないんですけど…。何か欲しいものとかあります？」


江口「じゃあ、僕の服選んでくれない？」


「えっ」

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