今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:13,557 hit
小｜中｜大
＊112＊ ページ13
2人で同じ部屋に居ると鍵の開く音がした
その瞬間俺を抱き締めていた腕を緩め
『隠れてて。出て来ちゃダメだよ』
そう呟いて確かめる様なキスをして部屋から出ていった
階段を降りきった直後早くも鈍い音がして体の震えが止まらなくなる
怖い怖い怖い…怖い…
「体にガタが来てるのだろう?早く謝れば許してやる」
『もう貴方とは関係ありませんから。勝手に合鍵作って来るとは思いませんでしたよ』
「生意気な餓鬼がっ」
『血気盛んですね。そっちこそ随分な態度を』
扉越しのAの声はいつもよりずっと低い
「お前には俺の血が流れてる!!」
『貴方と一緒にしないで』
穢らわしい、と言った直後は聞いていられない音が連続的に鳴り響いた
布団に潜り込んで唇を強く噛み締める
どうか、Aが無事でありますように
どうか、Aが…
『2度と来ないで』
怒声が飛び、玄関の閉まる音がした
慌てて部屋を飛び出し、階段から駆け下りると途中で足を滑らせた
『まこっ…!!』
頭を打つ直前で血に塗れたAの腕へと引き込まれた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 41人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眠猫 - 堕天使ルイさん» それはこれから書きますので良ければこれからもみてください(´・ω・｀) (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 8fe4170db8 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルイ - ……………あ″ぁ…やばい…めっちゃ泣ける。花宮、これからどうするの…？そもそも、夢主どうしたの…？ (2018年3月28日 3時) (レス) id: 3344530ea6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：眠猫さん | 作成日時：2017年12月9日 23時
