＊111＊ 瀬戸SIDE ページ12
「あの後知ったけどAは…俺と同じで父親に…それでもいつも俺を守ってくれた…」
腕をぎゅっと掴み少しずつ涙を落とす
「自分の事なんてそっちのけで、少しでも俺が笑えたら、少しでも気が軽くなればって毎日一緒に居てくれた…」
そこまで言うと本格的に泣き出した
もう聞き出せないか、と諦めた頃Aさんが帰ってきた
『まこ、帰ろう』
抱き着く花宮をしっかり抱いて耳元で囁く
『…彼奴が来るみたいだからその前に』
悲しみのみが漂う瞳と涙が溢れ続ける瞳は交わらない
ただ呆然としている俺達を一瞬見た
「やだ…怖い…っ」
『大丈夫。まこに手は出させない』
「Aが傷付くの嫌ぁ…!!」
その声を遮ってすぐ帰れば会わないよ、と縋る花宮を抱き抱えた
『…幻滅したでしょ』
足早に、逃げる様に花宮を抱えたまま出て行った
幻滅なんてする筈もないのに…
「絶対、追いかけたらあかん…」
「は…?」
「ああなったら、無理や…」
花宮以外には自分の事を極度に隠す癖
「全部、自分や花宮にあった事を隠そうとしてたんだ…」
気付こうと思えば気付けたのに…
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眠猫 - 堕天使ルイさん» それはこれから書きますので良ければこれからもみてください(´・ω・｀) (2018年3月30日 17時) (
レス) id: 8fe4170db8 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルイ - ……………あ″ぁ…やばい…めっちゃ泣ける。花宮、これからどうするの…？そもそも、夢主どうしたの…？ (2018年3月28日 3時) (レス) id: 3344530ea6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：眠猫さん | 作成日時：2017年12月9日 23時
