【歌い手】養護学級の白髪さん。【まふまふ】 (ページ7)

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てんし5。ページ7

職員室に着いた。

今度は迷わずに行けた。

…迷うと道をちょこっと間違えて遠回りするのは別物だから迷ってなんかいないもんね。

失礼します。と、軽く挨拶をして中に入ると、すぐ手前に薄い壁で仕切られた簡易応接室みたいな所があって、そこの一番奥にキヨ先生が座っていた。

キヨ先生は私を見つけるなり、おう、入れ。とでも言うように手招きしてきた。

「おぉ、ちょっと遅かったな。まぁいい。そこ、椅子あるから座りな？」

私がキヨ先生と小さな机を挟んで向かいの席に座ると、色々話しはじめた。

「えーっと、まぁ今回はAのクラスについてかるーく説明するために呼んだ。

　普通のクラスとは色々違う所があって混乱する前に、一度話しておこうと思ってな。

　まず、このクラスの担任は俺で、人数が少ないから１年から３年までの学年が一つのクラスに集まっている。

　今はどの学年も二人ずつだな。でも、ここは結構転入生が多いから、また人数は変わることもある。

　だから基本授業は自習だな。適当に俺が見てまわってるから、解らない所等あったら聞く感じ。

　クラスのメンバーは俺も含めだけど変わったヤツが多い。でも皆いいやつだから仲良くしてな？」

その後、行事やその他クラスのことを色々教えてもらった。

「………まあ説明としてはこんな感じかな？そろそろ時間もあれだし、教室に行くぞ。

　わかんないことがあったらまたそんときに聞くから。」

そう言いと、私とキヨ先生は職員室から出て教室へむかった。