白い君に映るもの【ヒロアカ】 (ページ6)

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no.side

推薦入試はおわり
今日は、一般入試だ。

ヒーロー科志望は筆記試験を終え、次に備えていた。

するとプレゼントマイクの突然のスタート合図がなった。
みんながあわてて走り出す頃、

後方でいきなり、桜の花びらが舞い上がった。
全員が驚き後ろを向くと、

人目をひくような美しい大きな、白面金毛九尾の狐がいた。

『よそ見をするなんて...ずいぶん余裕ね。』

その一言で我にかえっても、もう遅い。
狐は金色の炎をまとい飛び出していった。

だいぶ時間が過ぎたころ
ある少女は死にかけていた。
足が瓦礫に挟まり動けないのだ。
0Pのバカでかいロボットが自分に迫ってきている。

怖くて目を瞑ったとき。

がしゃん

目を開けると
ロボットに噛みつく狐がいた。

ロボットは狐に噛まれたところから金色の炎に包まれ
粉々になってしまった。

狐は足にのった瓦礫を丁寧にどかした。

『...痛いところは？』
「あ、足が少し..」

それだけ言うと狐は、赤い模様の入った白と金色の毛の頭を足に近付け息を吐きかけた。
すると、足が金色に燃えだし痛みが引いていく。

「あ、ありがと」
『痛み、止めただけだから...運ぶ』

少女は狐の背に乗り運ばれていった。

「あの狐のせいで全然ポイント取れなかった！」
愚痴るものもいれば

「あの人誰だろう？会えるかなぁ」
と呟やく人もいるなか

試験が終わった。