白い君に映るもの【ヒロアカ】 (ページ12)

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耳朗side

個性把握テスト後

皆、個性の聞き合いが凄かったが、
特に轟のところが凄い。

「ねぇねぇ、狐の子、名前何ていうの！？」
「あの子の個性何？」
「あの子、女の子なの？！」
「あの子と、どういう関係？！」
「あいつのカップな((ぶっふぉ」
「峰田ちゃん黙って」

Aの質問責めだ。
轟とAが同じ中学と判明したからだ。

何故、本人に聞かないのか。理由は、

『なんか近寄りがたいじゃん』
だそうだ。

Aはそんななか、無表情で窓の外を眺めてる。

轟は質問に淡々と答えている。

「名前は流 Aだ。
　個性は"白面金毛九尾の狐"だ。
　流は、正真正銘、女だ。
　流は、中学の時のクラスメイトで、よく話すけどあまり知らねぇ。
　性別もこの間知ったところだ。」

質問に答えた後、もう帰っていいか？とイラつきを見せながら言う。
お前らみたいに呑気じゃねぇんだと威圧しながら帰っていった。
ウチは、あいつの方が近寄りがたいけど。

ウチとAが一緒にいるなか、八百万が来た。
すると、Aは八百万を見て。

『さっき、毛布。ありがとう。』と言った。
「いえいえ、役に立てて良かったですわ」
と、嬉しそうに言う。

「あ、あの、もし良かったら耳朗さんと流さん、お友達になっていただけませんか？」
と、赤くなりながら話す。

「全然いいよ！よろしく八百万！」
と、ウチが言ったあと
Aは、目を細めたながらコクリと頷いた。