思ったより長い(ごめんなさい) ページ45
*
「別に」
「なんだ甘えたか」
「話聞いてたか?」
聞いてましたとも。
「......違う、が」
「ん、違った?」
他に思い当たる節がないが。
「......お前、アイツに、...悠仁に、勉強教えただろ。......2人きりで」
「あー...」
って。それってもしや。
「妬いた......?」
「............チッ」
舌打ちしながらも赤く染まって行く宿儺くんの顔。
「...............悪いか」
ボソリ。呟かれたそれに、図星を確信する。
なーんだ、嫉妬か。
思わず笑みを零しながら、いや零す所じゃないな、全面に出ている。
「いーや、なんにも?むしろ嬉しいねぇ、ふふ」
笑顔で言う。声色に嬉しさと楽しさをたっぷり込めて。
ほんとに可愛くて、からかうような口調になっちゃったかもだけど。
「心配しなくとも、私は宿儺くんしか見てないよー」
くるりと回って、正面から抱き着いてみる。
受け止めてくれた彼から、こっちを向け。と言われて向くと
一瞬、唇に感じる熱と柔らかい感触。
離れていく彼の顔。
ちゅー、されたのかと気づいた時、
目の前に映るのは満足気な宿儺くんの表情だった。
「ちゅ、ちゅー......」
その感触が残っていた為か、ぶわぁ。と全身が一気に熱くなる。
「は、熱いな」
「いや、まじ、初めてなんですよ」
ほぉ。とニヤニヤ笑う宿儺くん。私には先程までの余裕は残っていない。
先程、彼を可愛いと形容したが、前言撤回。
「やっぱ可愛くない......」
「は?」
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「おい馬鹿、今度から勉強は伏黒恵にでも教えて貰え。
アイツに聞くなよ、聞いたら殴る、半殺しにする」
「え、なんで?って、...あ、宿儺お前もしかして嫉妬」
「ほう、貴様今日の晩飯は要らんと申すか、手間が省けるな」
Aちゃんはキスとかハグのこと絶対『ちゅー』とか『ぎゅー』って言う(妄想)(てか言ってください)
作者から。(更新ではなくてごめんなさい)(感謝)(飛ばして頂いて構いません)→←宿儺さんは嫉妬すると可愛くなる(けど中身はほぼ同じなので注意)(妄想の極み)
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麦茶(プロフ) - 小宮瑠璃さん» わーい、ありがとうございます!神......!!いや、あの、私にはもったいない...(感激しながら)読んで下さってありがとうございます本当に...ジャンルはそれ以外も大好きなのですが、やはり書くなら純愛物だなと。これで心を洗って下さったのなら何よりです...(意味深) (2022年4月14日 19時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
小宮瑠璃 - ただの神じゃねぇか…!!!!() ツンデレ大好き。もう最高!てか純粋な恋愛物なんて久々に見たわ…心が洗われた(意味深)(汚れた人間) (2022年4月13日 23時) (レス) id: dbce0c6b80 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - るーさん» レスが物凄く遅れてすみません...!コメントありがとうございます。ツンデレ宿儺さん、完璧に解釈一致です...!最後まで読んで下さってありがとうございました! (2022年1月18日 23時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
るー - やばいなこれ絶対宿儺さ器用だけど性格が不器用なタイプだよこれツンデレだよこれ好きです (2021年10月4日 0時) (レス) @page7 id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - ゆずポンさん» あらまぁ同担さん!!(おばさん?)宿儺さんの小説で2度目(ry推しの同担さんに出会えるとか運命......!?(?)いやぁ嬉しい限りです。こんな妄想と偏見しかない小説を読んでくださってありがとうございました......! (2021年6月6日 17時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麦茶 | 作成日時:2021年3月31日 16時