宿儺くんって、意外と器用。【両面宿儺】

お泊まりですよ超楽しい ページ17

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「お邪魔しまーす...わ、広い！」


現在進行形で真希さんの家にお邪魔しています。


家、と言うよりお屋敷、と言った方が正しいかもしれないけど。

とにかく広い。



和室です。最高。


お金持ちだけど真希さんだから許す。


「ほんとに良かったんですか？こんな広い部屋で...」

「可愛い後輩達の為だからな、好きに使ってけ」


とにかく色んなことをした。


お風呂に3人で入ったり。


勿論発育の暴力を目の当たりにしたけど。

野薔薇ちゃんに頭洗ってもらったり、真希さんに背中流して貰ったり。



ご飯食べたり。


めちゃくちゃ豪華でした。流石です真希さん。




今は夜。


元はと言えば私の為に開催されたお泊まり会。

に加えて今は女子しかいない。


そんな私達がすぐに寝るわけもなく。



「じゃあ早速する？恋バナ」

「女子会の醍醐味だよな」


何で2人共ニヤニヤしながらこっち向くの。

私の為？あ、そうでした。


「私の為に開催されたのは知ってるんですよ。だけど気になるんです、お二人の色恋沙汰が」

好きな人とか居ます？

と聞いてみる。

「なわけ無いでしょ」


野薔薇ちゃんには一蹴されて終わった。


「真希さんは？！」

「あー...まぁ、気になってた奴は...いないことも無い」


歯切れの悪そうに真希さんが答えた。
それにいち早く食い付いたのは野薔薇ちゃん。


「真希さんが！！誰？！」

「気になって、た、だからな、今も気になってる訳じゃねぇよ」


ほんのり赤くなってる真希さんの頬。
可愛いです。


「つーか、私のことよりAだろ、元はと言えばコイツの為の女子会だろ」

「げっ」



その後は根掘り葉掘り聞かれた。無念。

夏休み前日だわっしょい→←さてさて皆さん夏休み前ですよ

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