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空腹で死にそうな私を助けて ページ2

「はぁ......」


私の口から出た溜息は、昼時もあってかいつもより騒がしく駄弁る他の生徒達の声にかき消された。


あーあ。いつもはお母さんにお弁当を作って貰っているのだが。昨日お母さんと喧嘩したのが運の尽きだ。


この歳になっても弁当を自分で作らないのは私が天性の不器用だからだろう。


1度自分で作ってみたことがあったのだが、何故かは知らないがリアルダークマターを作り上げてからは台所使用禁止令を出された。


故に今日の分のお弁当は無いわけで。購買で買えって?弁当制。


因みに食堂も無い。


「私のバカぁ......」


思わずそんな言葉が口から漏れた。


ほんと、馬鹿。


『いいよもう!私に関わんないで!!』


昨日私が考え無しに発した言葉を思い出しながら、机に突っ伏した。


「......目障りだ。視界から消えろ」


「宿儺く......」


毎度の如く隣から浴びせられる罵詈雑言に普段の私ならキレて何かと言い返す所だが、今回はそんな気力も無い。


「言い返して来ないのは珍しいな......天変地異の前触れか?」


と真顔で言い出す宿儺くんをノールックで殴ろうとするも難なく躱されて終わった。



「......で、何があった」


「聞いてくれんの...優しい」



優しいね、と言い終わる前に殴られた。加減はしてくれる辺りやっぱり彼は優しい。


「この際宿儺くんでもいいや...」


と昨日あった出来事を話してみた。



宿儺くんは意外な事に話を最後まで聞いてくれた。



「空腹で死ぬ...」


「そのまま死ね」


「サイテー」


睨むと宿儺くんは、はぁ...と呆れ顔で溜息をついた。そして、


「んむっ!?」


自分のお弁当に入っていた唐揚げを私の口に突っ込んだ。




え、?突っ込んだ?

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設定タグ:呪術廻戦 , 両面宿儺 , 現パロ   
作品ジャンル:恋愛
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麦茶(プロフ) - 小宮瑠璃さん» わーい、ありがとうございます!神......!!いや、あの、私にはもったいない...(感激しながら)読んで下さってありがとうございます本当に...ジャンルはそれ以外も大好きなのですが、やはり書くなら純愛物だなと。これで心を洗って下さったのなら何よりです...(意味深) (2022年4月14日 19時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
小宮瑠璃 - ただの神じゃねぇか…!!!!() ツンデレ大好き。もう最高!てか純粋な恋愛物なんて久々に見たわ…心が洗われた(意味深)(汚れた人間) (2022年4月13日 23時) (レス) id: dbce0c6b80 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - るーさん» レスが物凄く遅れてすみません...!コメントありがとうございます。ツンデレ宿儺さん、完璧に解釈一致です...!最後まで読んで下さってありがとうございました! (2022年1月18日 23時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)
るー - やばいなこれ絶対宿儺さ器用だけど性格が不器用なタイプだよこれツンデレだよこれ好きです (2021年10月4日 0時) (レス) @page7 id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶(プロフ) - ゆずポンさん» あらまぁ同担さん!!(おばさん?)宿儺さんの小説で2度目(ry推しの同担さんに出会えるとか運命......!?(?)いやぁ嬉しい限りです。こんな妄想と偏見しかない小説を読んでくださってありがとうございました......! (2021年6月6日 17時) (レス) id: d98a2cb0d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麦茶 | 作成日時:2021年3月31日 16時

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