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弐-1 ページ7

晴れて鬼殺隊士となり、桑島さんの元を離れて半年になる

任務もそれなりにこなしており、階級も下から三番目の(かのと)になった

でも、まだ新しい呼吸は編み出せてない

雷の呼吸以外使ったことがないから、そもそも何が自分に合っているのか分からないというのが正直なところ…

「カァーーッ!!長月A、任務、任務ゥ!!南西へ向カエーッッ!!」

任務はいつも鎹鴉によって伝えられる

私の鴉は元から声が大きくて初めの頃は耳鳴りがしていたけれど、最近は段々慣れてきつつある

「どんな被害が出ているか情報はある?」

「森ノ近クデ子供ガ毎晩消エテイル!!森ノ大樹ノ下二喰ワレタ子供ノ痕跡ガ見ツカッテイルゥゥー!!」



目的地の森に着くともう日は落ちていて、既に数名の隊員が集まっていた

「もしかして応援の方ですか?」

「はい、辛の長月Aです。既に多くの隊員がいらっしゃいますが、かなり強力な鬼なんですか?」

私が質問すると、その隊員は表情を暗くした

「恐らく…昨日もここに数名の隊員が派遣されたのに誰も戻らなかったらしくて…」

「そうなんですか…もしかして十二鬼月…」

いや、だったら柱が派遣されるはず…と、そう思った時だった

「ギャアッ」

遠くの方から男の人の悲鳴が聞こえた

「あれだ、鬼だ!!」

ある隊員が遠くの空を指差し、その方向を見ると

「え…?」

鬼がいた

けれど、空を飛んでいた

「た、助けてくれえぇ!!」

鳥の羽のようなものを背中から生やした女の鬼が、一人の隊士を掴んで飛んでいる

「あんなに高く…どうしたら届くんだ!」
「俺たちには無理だ…」

隊員たちは届きようもない距離に落胆している

確かにあの高さに達するには相当な瞬発力が必要だけれど、鬼を逃す訳にはいかない

「…よし」

私にできるか分からないけど、とりあえず霹靂一閃で飛んでみよう

二連続にして力を倍以上にすれば何とか…!


雷の呼吸 壱ノ型・改 霹靂一閃 二連

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みやびりじゅ(プロフ) - 嬉しいです、ありがとうございます!頑張ります! (2022年11月5日 22時) (レス) id: eaba6d63f6 (このIDを非表示/違反報告)
七星 麗華 (ななぼし れいか) - 面白かったです!!更新楽しみに待っています!!! (2022年11月5日 17時) (レス) @page39 id: 50853c9852 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやびりじゅ | 作成日時:2022年1月21日 21時

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