◇第伍話 ページ6
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そんな、お前。そんなに俺と隣が嫌だってんかィ。
吃驚する程の食いつきに、柄にもなく消極的な考えが頭を過ぎる。Sは打たれ弱いんでさァ。
「……嫌?」
「違う違う、逆!」
余りにもキラキラとした目で見上げられて、こう、心に来るものがあった。やっぱり俺の幼馴染みは、成長してもクソ可愛い。
「総悟と!隣!!凄い嬉しい!」
語彙力が限界に達したのか、遂にぴょんぴょん飛びながら全身で喜びを表現するAに、同い年らしからぬ謎の罪悪感を感じた。幼女に【(自主規制)】するオッサンの気分だ……
頭を抱えた俺に、Aは首を傾げた。
「案内つってもこんなもんかねィ」
大体の場所を案内し終え、スタート地点である会議室前へと戻る。
これからどうしようか。非番だし……二度寝か?
「おう、A。案内して貰ったか?」
「あ、土方さん。してもらいましたよー」
うわ。来た。
なんか土方さん、Aと喋る時の目が●リコンのそれっていうか近所の小学生見る目っていうか、危険性を感じる。怖い。
そうか。ロ●コン土方野郎は27、俺達は18で10歳近く歳離れてるのか。成程ロリ●ンか。
「死ねロリコ●」
「ロリ●コンじゃねぇよ!」
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作者名:眠い人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nemuihito71/
作成日時:2017年5月20日 2時