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第1章 天変地異はすぐ傍に ページ3

学校に到着すると、やけに昇降口のあたりが賑わっているのを見かけた。
首を傾げつつ、隣にいる亜門に尋ねるように、ぽつりと呟いてみる。


「なんであんなに盛り上がってるんだろう」

「そりゃ新しいクラス貼り出されてっからだろ」


当然、といった様子で答えた彼にふーんと相槌を打ちつつ、現場に目をやる。確かに壁のところに何かの貼り出されているのが見えた。
……でもこの様子で本当に見れるのだろうか。もみくちゃにされそうな気がする。

なんて考えていると、おい、と亜門が私を呼んでいることに気付く。


「何ボーッと突っ立ってんの。行くぞ」

「あ、うん」


ぶつからないよう気を付けながら、クラスを確認するために貼り紙へと近付く。人口密度が高いから、気を抜いたらすぐに押しつぶされてしまいそうなんだけど――……


「あ、」


ようやく自分の名前を見つけた。私は2年C組だ。
クラスを確認できたので人混みから抜けると、丁度亜門も確認を終えたようだった。


「A、お前何組」

「私C組」

「……俺もC」


どうやら同じクラスだったらしい。
昔からずっと一緒の学校に通っているけれど、あまり同じクラスになったことがないのでなんだか新鮮だ。


「1年間よろしく」

「……今更だろ」


そっぽを向かれてしまったけれど、あれは照れ隠しだ。長年付き合ってきているからそれは嫌にでも分かってしまうもので。

相変わらず素直じゃないな、と思いつつも、早く来いと視線で訴えかけてくる彼の元へ駆け寄った。

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ひまわり(プロフ) - 更新頑張って下さい!応援してます! (2017年4月27日 17時) (レス) id: 06a9187ae1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:布団 | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年4月16日 23時

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