藤原樹 ページ15
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空き時間だったから、コンビニに行こうと思って事務所を出たら
少し前を両手に大きく膨らんだトートバックを持ってフラフラ歩いている人を発見。
速足で近づけば、やっぱり知ってる人
樹「Aさん」
貴「え！？」
振り返ったその子は、胸の前にも封筒を抱えていて
キャスケットが前に下がってきていて、不自然に俺を見上げる
被り直させてあげれば、ありがとうございますってニコっとかわいく笑う
樹「郵便局ですか？」
貴「え、あ、郵便局です
自分で持つんで、大丈夫です」
Aさんが持っている、封筒と両腕にかけてるトートバックを持って聞けば
慌てて、手の伸ばして来るAさん
樹「こんないっぱい持ってコケたらどうするんですか？」
貴「コケないので大丈夫です」
樹「これ持っててください
後は、俺が持つんで」
貴「手伝っていただけるのは嬉しいですけど
私の仕事なので、ダメです！」
俺が奪ったトートバックを離さないから
胸に抱えていた封筒を返してあげるけど、まだトートバックから手を離さない
樹「郵便局まで持つんで」
貴「それぐらい持てます！」
樹「…」
貴「な、なんですか？」
ジッとAさんを見ればちょっと怯むAさん
けど、トートバックからは、手を離さない
樹「…あっ！お疲れ様です！」
Aさんの背後に向かって、声を上げれば
慌てて振り返ってるAさん
その瞬間、俺はトートバックを持ったまま走りだす
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ねむ(プロフ) - 美桜さん» コメントありがとうございます！もっと楽しんでいただけるように更新続けるので、これからもお話楽しんでいただけますと幸いです！ (2020年12月13日 18時) (
レス) id: e6b4e4763b (このIDを非表示/違反報告)
美桜 - 初めまして！楽しくお話読ませていただいてます！無理をなさらず更新頑張ってください！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: 6f1a5651d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむ | 作成日時：2020年11月15日 17時
