メモ集ーTHE RAMPAGEー

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「海青、お前嫌い…」



Aはポタポタと涙を流して俺を睨みつける


海「悔しいだろ！悔しいなら練習しろよ
お前、俺にどんだけ負けないようにやって来たんだよ
2人して吐きながら練習してたのは、誰の為だよ
お前がベスト出すためだろ」


「…」


海「俺は絶対に認めない
お前がどんなに嫌だろうと、絶対に辞めさせない。」


「お前は…嫌い」


海「嫌いでもいいよ
悔しかったら次の大会メダル取って来いよ」


「海青のくせに…」



海「その俺にすがってんのは誰だよ
お前の中で決まってんだろ、俺に相談する前から決まってんの
お前は水泳をまだ辞めない。
後輩にも絶対負けないし、絶対にメダルを取りに行く
…だろ？」



「うざい…
マジでうざい！
絶対メダル持ってきてやるよ！
海青なんていなくても、どうになってなるし！
まじ、ふざけんな！」



グギッとジョッキを傾けて「海青のハゲ〜」って笑うこいつの顔は昔と変わらない。


昔からこの笑顔が好きで
いっつも競争を持ち掛けて1番近くでこの笑顔を見てきた。


怒られたり泣いたり、笑ったり
いつも一緒にいて、1番近い存在のライバル。


俺の初恋が実るのは、もう少し先になりそうだけど
こいつの笑顔を1番近くで見れる間は焦らず待って居よう。



海「A、頑張れよ」



「海青もなっ！」



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