メモ集ーTHE RAMPAGEー

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海「で？
なんかあったのか？」



「なにが？」



スイミングスクールから離れて
居酒屋に来た俺ら


目の前で焼き鳥を頬張るこいつから
飯に行こうと誘われて地元まで帰ってきた



海「お前がわざわざ呼び出すなんて
なんか話したいことがあるときだけだろ？」



「あぁ、別になんもないよ」



海「嘘つくなよ
もっとお酒入れてから話すか？」



「お酒そんな強くないから進めないでくださーい」



海「じゃあ早く話せ」



「あぁ〜、うん。
そうだね、私さ、プール辞めようと思って」




海「はぁ？！」



「もうさ、完全に見えなくなったから
そろそろいいかなって思ってる」



海「まじ？」



Aは、元々片方の目の視力だけが悪く
いつかは見えなくなるかもしれないと言われていた


別に片方の目が見えなくなったとしても
日常生活にさほど影響はないが競技となるとそれは違う


できるだけ最短ルートを泳いで
0.1秒でも早く壁にタッチしてタイムを競う競泳では
片方の目の視野を失うと平行感覚を取るのが難しいらしい。


「まぁ、まだ若いし今から違うことするのもありかなーって思ってる」



ヘラヘラ笑うA



海「お前、俺との約束覚えてる？」



「ん？」



俺がRAMPAGEの候補生になることなって
スイミングを辞める時、俺はこいつと約束をした。



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